もうすぐ春だなぁ…。突然温かくなるものだから、実は今、ぽかぽかのカフェのすみっこで、なぜかまちがえちゃったコートを横目にこれを書いています。笑 春になると、またたくさんの野菜たちが旬を迎えることになるのですが、私が今気になっているのは、和製ハーブたち。 ハーブというと西洋ハーブのカモミールとか、ローズマリーを思い浮かべる方も多いと思いますが、日本にも古くから食べられているハーブたちがあるんです。これが便秘解消やデトックスにいいらしいんだ♪ さて、今回は、ハーブとはなにか?そして日本生まれの和製ハーブの種類と効能をまとめてみました。 ハーブとは? よく使うハーブという言葉ですが、一般的には「薬草」という意味で使われます。 コトバンクさんではハーブをこのように説明しています。 香草,香味草のこと。ラテン語で草を意味するヘルバ herbaが語源。歴史は古く,紀元前2000年頃の古代エジプトではミイラの防腐剤として使われたという。また古代ギリシアのヒポクラテスの医学書にはハーブの薬効についての記述がある。 参考:コトバンク 実際に医学書にも記載されていたようですね。なにかしらの薬効が期待できるものをハーブといったりもします。おなじみのウィキペディアさんの説明では以下の通りです。 ハーブ(英: herb[注釈 1])は、一般的に料理の香り付けや保存料、薬、香料、防虫などに利用されたり、香りに鎮静・興奮などの作用がある有用植物で[1]、緑の葉を持つ草、茎のやわらかい植物などを指すことが多い。 参考:ウィキペディア 食べたり、塗ったり、いろんな使い方ができそうです。ファミコン世代の私は、薬草といわれるとどうしてもドラゴンクエストを思い出してしまうんですけどね。 和製ハーブとは? ハーブという言葉がカタカナのせいか、日本では海外の西洋ハーブのことをハーブだと思っている方もとても多いように思います。 たしかに、ハーブと聞いて、一番最初に思い浮かべるのはミントとか、ラベンダーとかカモミールとか…ハーブティによく使われる草だったりしますよね。 でも、実は日本にも、とても身近なところにハーブはあります。 この日本生まれのハーブを和製ハーブといったり、和ハーブと呼んだりするようです。 日本では昔から植物を生活に取り入れる文化があり、日本最古の書である、「古事記」にも和製ハーブに関する記述があります。また、食料不足に陥った江戸時代の人々は、食べられる植物、食べられる薬草をたくさん食していたそうです。 なんと「かてもの(糧物)」と呼ばれる食料不足をしのぐための食べられる植物を紹介した書物が刊行されたりもしたそうなので、わたしたちの祖先は常に植物に助けられて生きてきたことがわかります。 単純に食料不足を補うためだけでなく、免疫力をアップさせることを期待したり、体をあたためることを期待したり、自分の自然治癒力を上げるために昔の人々は和製ハーブを利用してきました。 和製ハーブ一覧 和製ハーブはあげだすときりがないくらいたくさんあります。スーパーで買える身近なものもとても多いのですが、全部は紹介しきれないぐらい…一説によると、和製ハーブとして分類されるものはなんと300種類もあるそうです。 ここではその中の一部を一覧にしてご紹介したいと思います。特に私たちの生活に身近なものや腸活中に食べたいものを中心に集めてみました! わさび お寿司にも使われるわさびは、日本原産のアブラナ科の植物です。 食欲増進、消化補助、腸内有害菌の抑制の効果があるといわれています。 わさびの原産地の1つである栃木県日光市独鈷沢の独鈷沢わさび園のホームページには、わさびの抗菌作用について、このように説明されていました。 わさびの辛味成分には、大腸菌やサルモネラ菌、O-157、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌など多くの食中毒の原因となる菌の増殖を抑制する働きがあります。 参考: 腸の中の悪さをしがちな菌たちの増殖を抑制してくれるので、腸内環境を整える効果があると考えられそうですね。他にもわさびはたくさんの研究がされていて、認知症予防や老化を防ぐ効果があるといわれたり、抗アレルギー作用が期待されています。 名古屋市立大学院医学研究科は、神経細胞の再生を促し記憶力や学習能力を改善させることを発見したと報道された。1日に12.5グラムを食べれば、脳だけでなく、全身で細胞の再生が促進され、認知症予防以外にも血管拡張や骨密度強化など多彩な効果があるとされる また、中部大応用生物学の研究チームは、わさびの辛味成分「アリルイソチアシアネート」が酸化ストレスを防ぐ体内酵素を活性化させ、人の老化や疾病を防ぐ一定の効果の他に抗アレルギー作用があると発表し報道された。 参考:ウィキペディア 抗アレルギー作用があるとすると、やっぱり腸内環境を整えて、免疫系を正常に保つことに関係しているのかもしれません。辛くてたくさん食べられないのが残念だけど。笑 にら ユリ科ネギ属の多年草で、中国南部~東南アジア原産だといわれています。ユリ科の植物は体を温める効果があるので、冷え性の方はぜひ食べたほうがよい植物の一つです。 このユリ科の植物独特の成分として注目されるのが硫化アリル(アリシン)です。硫化アリルの効能としては、コレステロールの低下や中性脂肪の分解、新陳代謝を活発にすることが注目されています。 胃のインスリンや胃液の分泌を高め、胃の働きを改善する 血液の凝固を遅らせ、血流を改善し、血栓をできにくくする 善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす 血液中の中性脂肪を減らす ビタミンB1の吸収と活性化を促すことで新陳代謝を活発にする 疲労回復を早め、スタミナを増強させる 白血球やリンパ球の働きを効率化させ、免疫力アップ 脂肪の燃焼、老廃物の排出 血糖値の上昇を緩やかにする 神経を鎮静化させ眠気を誘う安眠効果 参考: お味噌汁はもちろん、炒め物や漬物などなど、料理がしやすいのもにらのすばらしいところですよね! 明日葉 明日葉は、日本原産のセリ科植物です。明日葉っていう名前がちょっと面白いですが、この由来は「今日摘んでも明日には芽が出る」という生命力の強さをうたったものなのだとか! 江戸時代に刊行された植物を紹介する書物の中では、「滋養強壮に効果のある薬草」として紹介されているなど、その高い栄養価や生命力が注目されてきました。 紀元前250年頃、中国(秦)の始皇帝の遣いが八丈島に最後に辿り着き、やっとの思いで見つけた不老不死の薬だった。そんな伝説が残るほど、薬効が高いもの。大切だからこそ、和ハーブはこうしてしっかり昔から受け継がれ、日々の生活の中に根づいています。 [ 25 more words ]
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