【#今週の日本 0328-0403】#哲看新聞學日文
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■大阪市内、聖火リレー中止を 知事表明、まん延防止措置で|#共同通信
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■因應蔓延防止措施 大阪府知事:大阪市內應停辦聖火傳遞|共同通信
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🇯🇵大阪府の吉村洋文知事は1日、政府が新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」を大阪市内に適用した場合、「外出自粛をお願いすることになる」として「大阪市内の(東京五輪の)聖火リレーは中止すべきだ」と府庁で記者団に述べた。大阪市の松井一郎市長も「大変残念だが見合わせるべきだ」と吉村氏に同調した。府内のリレーは13~14日の予定で、14日に大阪市内を通ることになっている。「まん延防止等重点措置」について、感染が急拡大している宮城、大阪、兵庫3府県に全国で初めて適用することを決めた。期間は5日から5月5日までの1カ月間。飲食店に対し午後8時までの営業時間短縮を要請する。
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🇹🇼大阪府知事吉村洋文1日在府廳向記者團表示,政府將新冠病毒對策「蔓延防止等重點措施」適用於大阪市內的情況下,「將要求民眾外出自肅」、「大阪市內的(東京奧運的)聖火傳遞應該停辦」。大阪市市長松井一郎也與吉村口徑一致表示,「雖然很遺憾,但是應該停辦」。大阪府內的聖火傳遞預定在13日到14日之間,14日將會通過大阪市內。關於「蔓延防止等重點措施」,確定在感染急速擴大中的宮城、大阪、兵庫3府縣內全國首度實施。期間為4月5日起至5月5日止的1個月內。針對餐飲業要求營業時間縮短至晚上8點為止。
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■愛知の聖火リレーで男性限定区間 舟「女人禁制」|#毎日新聞
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■愛知縣聖火傳遞設男性限定路線 船上「女性禁入」|每日新聞
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🇯🇵愛知県で6日に行われる東京オリンピックの聖火リレーのうち、同県半田市内を舟で通るコースが「男性限定」となっている。同市で江戸時代から続く「ちんとろ祭り」で使用されている舟にランナーを乗せて聖火を運ぶが、舟が伝統的に「女人禁制」であることを踏まえ、同市の申請を受け愛知県実行委員会が決定した。識者からは「男女平等をうたう五輪憲章を理解していないのでは」と批判の声が上がっている。市の担当者は「五輪精神にそぐわないところもあるかもしれないが、祭りはそういうもの」と説明。県実行委の担当者は「相撲などと同じ伝統なので、特段問題にはならず承認した」と話している。
※県実行委員会と市は2日、女性も乗船可能と変更した。
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🇹🇼東京奧運的聖火傳遞將於6日接力抵達愛知縣,跑者搭船通過縣內半田市的路線被定為「男性限定」。半田市自江戶時代以來持續舉辦的「珍燈籠祭典」中使用的船,將搭載跑者傳遞聖火,根據傳統,船上「禁止女人搭乘」,愛知縣執行委員會也據此接受了半田市的要求。有識之士便批評:「這不是沒有理解到主張男女平等的奧林匹克憲章嗎?」類似的聲音也持續高漲中。半田市負責人說明:「雖然或許有不符合奧運精神的地方,但祭典就是那樣的東西。」愛知縣執行委負責人說:「因為跟相撲之類都是一樣的傳統,所以並沒有變成特別的問題便承認了(女人禁制)。」
※愛知縣執行委員會及半田市2日更改為女性也能乘船。
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■「選択の自由」VS「家族の根幹」 夫婦別姓で議論|#FNNプライムオンライン
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■「選擇的自由」VS「家庭的根本」 就夫妻不同姓氏而議論|FNN NEWS
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🇯🇵夫婦が希望すれば、それぞれ結婚前の姓を名乗れる「選択的夫婦別姓」をめぐり、自民党は党内で賛否が分かれる中、衆議院選挙を見据えて、本格的な議論をスタートした。新たな作業チームを設けて、2日に初会合を行い、推進派・慎重派双方から意見が出された。推進派・岩屋元防衛相「1人でも多く結婚し、家庭を持ちたいという方の願いがかなう、そういう多様性を包摂する社会にしたい」慎重派・山谷元国家公安委員長「氏の問題は、家族の根幹に関わることであり、自由の拡大とか選択肢が増えるとか、そういうことではない」
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🇹🇼如果夫妻希望的話,就能夠改回婚前各自姓氏的「選擇性夫妻別姓」,圍繞於這個議題,自由民主黨(執政黨)在黨內贊成與反對的分歧之下,著眼於眾議院選舉,開始了正式的討論。自民黨設立了新的作業小組,於2日舉行了首次的會議,推進派跟慎重派雙方都提出了意見。推進派的前防衛大臣岩屋毅♂:「我想要打造一個這樣的社會,1個人也能多次結婚、想擁有家庭的人能實現願望,這樣包容著多樣性的社會。」慎重派的前國家公安委員長山谷惠里子♀:「姓氏的問題關係到家庭的根本,並不是擴大自由、增加選項那樣的事情。」
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■日本の「男女平等度」120位、G7で最低…政治・経済分野に女性少なく|#読売新聞
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■日本的「男女平等指數」全球第120名、G7中最低…因政治、經濟領域女性稀少|讀賣新聞
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🇯🇵ダボス会議を主催するスイス・ジュネーブの研究機関「世界経済フォーラム」は31日、2021年版の男女平等度ランキングを発表した。日本は156か国中120位だった。女性の労働参加率向上や賃金格差の縮小で、過去最低だった20年版(19年12月発表)から一つ順位を上げたものの、先進7か国(G7)の中では引き続き最下位だった。評価を下げる要因となったのは、政治参加147位と経済活動117位だ。女性の国会議員や閣僚、企業の女性幹部などの少なさが響いた。
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🇹🇼主辦達佛斯論壇的瑞士日內瓦研究組織「世界經濟論壇」31日發表了2021年版本的全球男女平等指數,日本在156個國家中排行第120名。雖然因為女性的勞動參加率增加,以及薪資差距的縮小,讓日本比過去最低排名的2020年版本(2019年12月發表)上升了1名,但是在七大工業國組織(G7)排名中仍持續敬陪末座。評價降低的主要原因為,日本在政治參加排第147名、經濟活動排第117名,女性國會議員及內閣成員、企業的女性主管等要職人數稀少所影響。
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■「PUI PUI モルカー」ニードルフェルトキット発売決定! 手作りポテト&シロモを作ろう♪|#アニメ!アニメ!
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■《PUI PUI 天竺鼠車車》羊毛氈確定發售! 一起來製作手作馬鈴薯和西羅摩吧♪|Anime! Anime!
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🇯🇵パペットアニメ『PUI PUI モルカー』のフェルトキット2種が登場。2021年4月23日9時よりハンドメイドマーケット「minne」にて発売される。本商品「ニードルフェルトでつくる【PUIPUIモルカー】」は、作中に登場するポテトとシロモが作れるニードルフェルトキット、各990円です。
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🇹🇼布偶動畫《PUI PUI 天竺鼠車車》推出2種羊毛氈,將於2021年4月23日9點起在手作商城「minne」上販售。這個商品「用羊毛氈做的天竺鼠車車」,是能夠製作在動畫中登場的馬鈴薯和西羅摩的羊毛氈,各是990日圓(約新台幣256元)。
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■アニメ『進撃の巨人』最終章76話、NHK総合で今冬放送へ|#ORICON
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■動畫《進擊的巨人》最終章第76話 今年冬天NHK綜合台播出|ORICON
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🇯🇵NHKで放送中のテレビアニメ『進撃の巨人 The Final Season』の第75話「天地」が28日深夜(29日)に放送された。本編終了後、第76話「断罪」が、今冬に放送されることが発表された。YouTubeでは告知映像も公開されている。映像では、『「待っていたんだろ」「ずっと」「二千年前から」「誰かを」』という言葉と、エレン達の軌跡の特別告知映像がながれた。NHKアニメの公式ツイッターでも「第76話『断罪』は、今冬、総合テレビで放送予定!どうぞお楽しみに。」と告知。
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🇹🇼NHK播映中的電視動畫《進擊的巨人 The Final Season》第75話〈天地〉於28日深夜(29日)播畢。本篇結束後,官方宣布第76話〈斷罪〉將於今年冬天播出。YouTube上也釋出了相關影片,影片中出現了「等待著」、「一直」、「從兩千年前」、「某人」的話語,以及關於艾連等人的經歷。NHK動畫的官方Twitter也推文表示,「第76話〈斷罪〉預計在今年冬天於綜合頻道播出!敬請期待。」
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■『あの花』ED歌詞「10年後の8月」にあわせてイベント開催決定 放送10周年記念企画が始動|#ORICON
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■《未聞花名》配合片尾曲歌詞「10年後的8月」決定舉辦活動 啟動開播10周年紀念企劃|ORICON
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🇯🇵2011年4月に放送された人気アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(通称:あの花)の放送10周年を記念して、新たなプロジェクトが始動することが28日、発表された。出演キャスト陣がED主題歌としてカバーをした「secret base ~君がくれたもの~」の歌詞にもある「10年後の8月」にちなみ、8月28日に『「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」10周年記念イベント』を開催する。
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🇹🇼為紀念2011年4月開播的人氣動畫《我們仍未知道那天所看見的花名。》(簡稱:未聞花名)邁入10周年,官方28日宣布將啟動全新企劃。作為片尾曲被演出聲優群翻唱的〈secret base ~君がくれたもの~〉的歌詞中也有一句「10年後的8月」,源自於此,8月28日將舉辦「《我們仍未知道那天所看見的花名。》10周年紀念活動」。
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【新聞單字片語】
★まん延防止等重点措置(まんえんぼうしとうじゅうてんそち)⑭〔名〕:蔓延防止等重點措施
★見合わせる(みあわせる)⓪〔動下〕:暫停
★要請(ようせい)⓪〔名〕:要求
★女人禁制(にょにんきんせい)④〔名〕:宗教場所禁止女性進入
★コース(こーす)①〔名〕:course,路線
★識者(しきしゃ)②〔名〕:有識之士
★謳う(うたう)③〔動五〕:強調、主張
★に+そぐわない③〔接続〕:不符合
★夫婦別姓(ふうふべっせい)①〔名〕:夫婦不同姓氏
★名乗る(なのる)②〔動五〕:改姓
★賛否(さんぴ)①〔名〕:贊成與否
★見据える(みすえる)⓪〔動下〕:注視
★設ける(もうける)③〔動下〕:設立
★包摂(ほうせつ)⓪〔名〕:包含
★氏(うじ)①〔名〕:姓氏
★選択肢(せんたくし)④〔名〕:選項
★男女平等(だんじょびょうどう)①〔名〕:男女平等
★ダボス会議(だぼすかいぎ)④〔名〕:達佛斯論壇
★フォーラム(ふぉーらむ)①〔名〕:forum,論壇
★賃金格差(ちんぎんかくさ)⑤〔名〕:薪資差距
★PUI PUI モルカー(ぷいぷいもるかー)⑦〔名〕:天竺鼠車車
★ニードルフェルトキット(にーどるふぇるときっと)⓪〔名〕:needle felt kit,羊毛氈
★パペット(ぱぺっと)②〔名〕:puppet,布偶
★進撃の巨人(しんげきのきょじん)⑥〔名〕:進擊的巨人
★本編(ほんぺん)①〔名〕:本篇
★軌跡(きせき)⓪〔名〕:經歷
★あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あのひみたはなのなまえをぼくたちはまだしらない。)〔名〕:我們仍未知道那天所看見的花名。
★カバー(かばー)①〔名〕:cover,翻唱
★に+因む(ちなむ)②〔動五〕:源於
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【新聞關鍵字】
#まん延防止等重点措置|#女人禁制|#夫婦別姓|#男女平等|#モルカー|#進撃の巨人|#あの花
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【新聞連結】
https://this.kiji.is/750199265309540352
https://this.kiji.is/750291999145738240
https://news.line.me/image_link/oa-jiji/fh4pprnrkofg
https://mainichi.jp/articles/20210401/k00/00m/050/351000c?fm=line
https://www.fnn.jp/articles/-/164026
https://www.yomiuri.co.jp/world/20210330-OYT1T50230/
https://news.line.me/image_link/oa-animeanime/47fu1h9cefnt
https://www.oricon.co.jp/news/2188746/full/
https://www.oricon.co.jp/news/2188729/full/
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■FB:哲看新聞學日文
■IG:@ay_japanesenews
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同時也有5部Youtube影片,追蹤數超過14萬的網紅銀座ななえチャンネル,也在其Youtube影片中提到,新型コロナウイルスの影響により、銀座は極限状態を迎えております。 現在クラブNanaeは休業中であり、赤字が続いております。 一刻も早い収束に向かう様、皆さん一致団結で乗り越えていきましょう。 ・オンラインショップにて、マスク、消毒液、ハンドジェルを販売致しておします。 詳しくはコチラから!! ...
座布団打ち直しとは 在 劉明昆的創作世界 Facebook 的最佳解答
ASAKU® X Dragon Life
Part.1
この本の全13章。
アサク伝X真龍の魂
原作: 劉明昆
訳者:ZiON
あらすじ
神説年暦36772年
『神説大陸』の地表にある『人間界』『妖精界』『幻獣界』に、緑色の『鏡返ノ核』が出現し始める。毎回の出現場所が不定、中から核を守るための小さな魔物が同時に現れる。出現して24時間後赤色に変化し、半径一キロあたりにて『逆時震盪』でエネルギーを放つ。その力によって時間が過去へN年分に巻き戻し、そしてより強い魔物と、核を守護する『鏡返核獣(ミラーコア獣)』が召喚される。一つの『鏡返ノ核』に一回しか『逆時震盪』が発動しない、が、コアが出現するだけで周囲にいる動物や魔物の狂暴化を引き起こす。
『鏡返ノ核』の出現頻度が約3~7日、現在、コアを破壊する方法が見つかっていない。
『逆時震盪』が発生すれば、半径一キロの範囲内で過去へN年分のタイムリープが起こり、有機物でも無機物でも時間がN年分巻き戻される影響を受ける。例をあげるとつまり、「その場にいる人間はそのN年分若返る」という、実際の存在時間がNより少ない場合は、存在ごと消えることになるが、その範囲から出ると元通りに戻る。単なる時間の巻き戻しではなく、コアを守る魔物も多く出現するのと、そのN年前に存在していた者も一緒に現れるが、魂の持たない攻撃的なゾンビになってしまう。それでも、亡くなった人に会いたい人にとってはどうしても、期待を持ってしまうことでしょう。
魔物による破壊と、どれくらいの時間が巻き戻されるかは予測不能なため、誰も予兆が出る時に影響範囲内にとどまらない。『逆時震盪』が起きれば、逃げるしかない。
神説大陸に存在する種族の中で唯一、『逆時震盪』に影響されないのは精霊族だ。そして、『鏡返ノ核』は精霊界にだけ出現しないと言われている。理由こそ不明だが、『逆時震盪』に影響されない絶対的な防御力を持つ精霊でも、コアを破壊する能力がなく、魔物の出現を阻止するのには封印しか手段がない。
精霊聖王の命令により、『精霊界』光族の封印士・アサクとその仲間たちは、『鏡返ノ核』の出現場所を予測し、『逆時震盪』を測れる【不帰ノ羅針盤】を手に、“『逆時震盪』による危害と大量に出現する魔物の原因・『鏡返ノ核』を封印すべく”と、世界へと旅立つ。
第一章:封印士アサク(Action Chapter)
神説年暦36722年 8月12日 月曜日 午後三時
人間界の『フィル王城』の西南方向にある小さな村『エデンの村』では、『鏡返ノ核』の出現によって、村人たちを撤退させるべく、フィル王城から発遣された軍隊が、人々を守るため魔物と戦う。コアが赤色に変化し始め、残り時間30分あたりで、『逆時震盪』による大量の魔物に備えるため、軍隊が戦線を下げて村の外に包囲網を張ろうとしたその時、布陣の手前に急に『折畳ノ廻廊』が現れ、中から青い服に白マント、【聖印短劍】を持つ魔法使いらしき若い男と、その隣にピエロのようなぬいぐるみと、羽をもつ獅子、そしてかわいらしい女の子が一緒に出てきて、そのまま村へ向かっていく。慌てて止めようとする兵士に、男がこういう。
アサク「俺は精霊聖王のご命令により『鏡返ノ核』を封印すべくここにきた精霊光族の封印士、名はアサクだ。あんたたちみたいな役に立たない小物は早くどっかに逃げるんだな」
兵士 「な、この無礼もの!」
となりに立っている女の子がアサクにストレートを一発かまして、礼儀正しくこう言った。
イリヤ「精霊土族の猛獣使い・イリヤと申します。兄のご無礼をお詫びいたします。こちらの軍隊をお率いになっている将軍様はどなたでしょうか」
この時、将軍らしき男が布陣から出てきて、礼儀正しく挨拶をする。
スタール「精霊界からのお力添え、感謝いたします。俺はフィル王国軍団団長・スタールと申します。どうかコアを封印し、危害をお治めくださいませ」
イリヤ「村にはもう全員撤退しましたでしょうか」
スタール「ええ、全員撤退させました」
アサク「よし、なら安心して暴れるんだな!」
そう言って、ピエロのようなぬいぐるみと羽をもつ魔獅子を連れて村へ駆け込んで、魔物を戦うためにコアへと前進する。
イリヤ「イリアは魔獣の狂暴化について調査するために来ましたの。コアの影響で普段おとなしいものでもとても攻撃的になってしまいますので、どうかお気を付けてください」
イリヤはスタール団長へ一礼してからアサクに続けて村へと入った。
大量の魔物が襲い掛かる。アサクは【聖印短劍】で迎え撃つ。【聖印短劍】に切られた魔物はすべて封印術によって身動きを取れず、そしてその属性の力を短剣の中へ吸い込んで蓄えることができる。ほかの物に触れても同じ効果で、例えば石なら土属性の力を吸い込むことができる。
アサクが魔法を発動するのには、左手に正三星陣、右手に逆三星陣を放ち、吸収した属性の力を手の魔法陣に付与すれば、陣魔法で攻撃できる。敵が複数の場合は逆三星陣で拡散式の魔法を、一点攻撃する場合は正三星陣で集中式の魔法を発する。だが陣魔法の威力は、吸収した属性の力強さで決められる。
イリヤは【愛のムチ】で戦う。このムチに叩かれると、悪の魔獣は浄化され、正常の魔獣ならおとなしくなって攻撃してこなくなる、イリヤの友達になって一緒に戦ってくれることも。
コアに近づければ近づくほど敵が強くなり、アサクが一気にコア近づけることを決めて、【聖印短劍】をしめて、ピエロのようなぬいぐるみへ叫ぶ。
アサク「来い、ゴーストカード! 【日輪ノ剣】へ幻化してくれ!」
ピエロのぬいぐるみが【日輪ノ剣】へと変身し、剣身から太陽のような輝きを放つ。アサクがこの神剣を振りかざし魔物を迎え撃つが、日の光に当たらないところに入ってしまう途端に、剣の輝きが弱まり、力を失っていく。この時に剣からゴーストカードの声が発した。
ゴーストカード「だめです! 光のないところだと【日輪ノ剣】は力を失ってしまいます! もうすぐ日が落ちます。早く片付けないと!」
アサク「わかってる! すぐ片付けるよ」
アサクが魔獅子の背に飛び乗り、コアへ駆け込む。もうすぐ赤くなるコアを前にして、突然、どこか赤子の鳴き声が聞こえた。声を辿ってみると、コアのすぐ近くにある民家の隅っこに隠れている、赤子を抱えている若い女を見つける。
アサク「やばっ! 間に合わない!」
そう言って、アサクが若い女を、イリヤが赤子を抱き上げて、すぐ村の外へ出ようとしたが、時はすでに遅く、『逆時震盪』が起きてしまった!
強烈な震動波が拡散し、周りの景色も変化し始めて、女は塵となり消えていく。なのにまぜか、イリヤが抱えている赤子はなんの変化も起きなかった。驚きながらもイリヤは悲しく叫ぶ。
イリヤ「みな離れたって言ったのに! なんで!」
アサクが懐に入れてある【不帰ノ羅針盤】をみて、巻き戻された時間はちょうど80年。ゴーストカードがアサクに先にコアを処理しないと危害が広がると進言した。イリヤに赤子を守って村から離れるように指示するが、なぜか赤子が起きてからアサクにすっかりなついて、抱いてもらわないとすぐ泣き出す。仕方なく赤子をおんぶしてコアの封印に手掛けるアサクは、イリヤにお父さんって揶揄された。
アサク「あーもう、うるさい!」
赤子がその怒鳴りで泣き出してしまい、二人が同時に人差し指を口の前にかざして「しー」って言ったらまた静かになった。
アサク「コアを守護する魔王が出てきたな、とどめをさしいこう。さっさと任務を終わらせて帰ろうぜ」
このコアの守護魔王が巨大な食人花で、毒をもつ粘液とつるで攻撃してくる。アサクは行風術を使って攻撃をかわしながら飛んでくるつるを切るが、なかなか近づけてとどめをさせないでいる。
奇妙なことに、赤子は戦いの真っ最中でもまったく暴れず泣かずに、すごく静かだった。
イリヤがさき手懐けた短足イノシシを乗って攻撃を試みるが、魔王が強すぎて逃げ回ることしかできない。
この時にもう日が落ちてすっかり夜になってしまった。
ゴーストカード「やばい! もう日の光が――」
そう叫んですぐ【日輪ノ剣】からもとのぬいぐるみの姿に戻ってしまった。アサクはやむを得ずに【聖印短劍】で迎撃する。
アサク「くそ! 【聖印短劍】じゃ効果がない。吸収した属性の力が弱すぎる、もっと大きな炎じゃないとこいつを燃やせない!」
そして魔獅子に向かって叫ぶ。
アサク「俺に炎の攻撃を三回してくれ!」
魔獅子は宙返りして距離を取り、アサクに向かって、口から巨大なファイヤーボールを吐き出す。
アサクは左手を高く上げて手のひらをかざし、正三角形の魔法陣が魔獅子が放たれたファイヤーボールを吸収した。高いところへ跳んで、すぐ食人花の口の前に駆け込み、左手が拳に握って後ろに引き力を蓄えると、三つのファイヤーボールが一つに集中!
そして手を前にかざし、拳を開けて魔法を放つ。
アサク「正三星陣魔法! 火炎竜巻!!」
猛烈な火炎が食人花を燃やし尽くした。アサクはすぐコアの前に行き、透明な水晶で作られた箱【聖獄ノ籠水晶】を持ち出して、表面に刻み込まれている呪文で封印術を発動する。封印を行う間は魔獣がまた襲い掛かるが、魔獅子が守ってくれたおかげでみな無事だった。
眩しい光が放たれ、結界が築かれた。コアを無事封印したが、周りの景色はもうもとには戻れない、80年前のままだった。
助かった赤子を村人に渡そうとしたが、みな”あいつは悪魔の子だ”と騒ぎだして、誰も引き取ろうとしない。それは、赤子の母親が倫理を反して、父親が誰なのかを明かさずにその子を産んだからだ。赤子はなぜかアサクから離れようとしないし、仕方なく連れて行くことにしたふたり。イリヤは手懐けた短足イノシシとお別れをしてから、【折畳ノ廻廊】を起動し、二人は精霊界へ戻った。
第二章:防ぎきれないこと
神説年暦36722年 8月13日 火曜日 午前十一時
精霊王城の会議室にて会談が行われている。参加するのは精霊聖王・オデロス、オーカ将軍、ハプ司祭、精霊の姫君・ジェフロ、アサク、イリヤ、そして人間界から連れてきた赤子だった。
アサクは片足で跪いて、精霊聖王・オデロスにエデンの村でのできことを報告し、その傍らにイリヤがゆりかごに眠っている赤子をみている。
アサク「ことは以上です。聖王様」
精霊聖王・オデロスがアサクに表を上げようといい、となりのオーカ将軍に見解を求める。すると、オーカ将軍の顔がすこし赤いのを気づき、叱るように言う。
オデロス「そなたたちまさか、昼間から酒を飲んだではあるまいな」
オーカ「そ、それはその、ハプ司祭が造った酒が良すぎて、目覚ましにちょうどいいからで……」
ハプ「オーカ、おぬし……せっかくよい酒を取っておいてやったのに」
聖王オデロスがお怒りの様子で少し咳払いをしたら、周りがしんとなってしまった。それから手を一振りして、ハプ司祭がすぐ注いておいた盃を聖王に渡す。一気に飲み干してまことにうまい!と言ってからまた真顔でアサクに続けようと合図をした。
ジェフロ(不機嫌)「父上までおふざけして!まだ公務が残っているのでは」
オデロス「大事ないよ、精霊界がいつものように平和でのんびりだ」
ジェフロ(手を腰にあてて、呆れる)「もう、少しは危機意識を持たないと!」
アサクが頭を掻いてから、片手を顔に覆いて呆れていう。
アサク(独り言みたいな)「この老いぼれたち、本当に『鏡返ノ核』のことを気にしているのか」
オーカ「我々精霊界はそもそも外界のことを干渉してはならん決まりだが、大賢者聖竜王様が、『逆時震盪』が精霊しか対抗できないからと天神界の神託だといい、聖王様にエデンの村のコアを処理するよう、おまえを指名してな」
アサク「またあの陰謀家の聖竜王?やつの言いなりにならなくだって」
オデロス「天神界のお達しだ、仕方ない」
アサク「くそ……」
このとき、ハプ司祭は赤子に近づき、よく観察する。
ハプ「ふむ、この人間の赤子、『逆時震盪』の影響を受けないとは、確かに不思議だ」
同時にイリアが赤子を包み込んでいる毛布を開けてみると、毛布に<ADAM(アダム)>が書いてあて、赤子の背中に、虹紋章のバースマークがみえた。それに驚いたか、聖王がすぐ近寄って赤子の背中を確認し、オーカ将軍も続いた。
オデロス(文字ごとはっきりと)「なんと……虹、聖者」
オーカ「ではこの赤子こそが新たな虹聖者か、名は……アダム」
ハプ「アサクがエデンの村へ出向くのも奴らの計画通りってわけか。一本取られたわい」
アサク「で、どうすればいいですか。この子ずっと俺にべったりで、起きて俺に抱っこされてないと気づくとすげー泣きわめくんですよ。いっとくけどベビーシスタはいやだからな」
オーカ「待った! アサク、前の二つのコアの出現場所、覚えてるか?」
アサク「一つは妖精界の『時間図書館』で、もう一つが人間界・フィル王国東南部の『フジルス砂漠』です。二箇所ともすでに『逆時震盪』が起きてしまったから、聖王様のご命令とおりに、まだ震盪が起きてないエデンの村へいきました。時間的にいけたはずだったけど、この子を助けたため結局封印が間に合いませんでしたが」
ハプ「人間界に出現した二つのコアとも、フィル王国の近くか、どうも匂うなぁ…」
オデロス「いかん! オーカ将軍、すぐ禁衛軍を集結し戦闘態勢に入りたまえ!」
聖王の指示で、オーカ将軍がすぐ会議室から飛び出し、警報を鳴らす。
アサク「どういうことですか??」
ジェフロ「早く赤子を守って」
イリアすぐまだ眠っているアダムを胸に抱きしめた。
ハプ「これは、とんだ企みだ! 『逆時震盪』を利用し、『時間図書館』で偽りの歴史を作り、『フジルス砂漠』にて過去に存在した『ミラージュレーク』を呼び戻した。そしてこの子はやつの手駒…震盪の影響をうけないとわかっててあそこに置いた。おぬしがこの子を連れて【折畳ノ廻廊】で精霊界に戻ることで、震盪の痕跡が残り、もともとコアが侵入不可能の精霊界に隙間が生じてしまったのだ」
まさにその時、急にとどろきのような音が響いて、精霊王城が地震でも起きたように揺らいだ。
ハプ「この子が起きて騒ぎだしたら見つかってしまう。わしが深い眠りにつくように術をかけとくよ。イリア、アダムは任せたぞ。アサクは早く敵襲に対応しろ!」
イリア「了解いたしました。ちゃんと守って見せます」
アサク「そこまで深刻ですか! すぐ向かいます! ゴーストカード、魔獅子、ついてこい!」
二人の従士を召喚して、三人はすぐ音がした場所へ急いだ。着いた時には精霊王城正殿の真上に時空の裂け目ぽっかり空いてしまい、すでに大量の魔物が湧き出している!手前にオーカ将軍が禁衛軍を率いて応戦してるところだった。
アサク「なんてことだ!」
アサクはすぐゴーストカードに【日輪ノ剣】に変身させ、魔獅子とともに戦いに加わった。聖王オデロスもジェフロを連れて正殿に到着。二人の周りには禁衛軍が守りを固めている。同時に、九尾妖狐が時空の裂け目から正殿へと降りってくる。
九尾妖狐「あらまあ…ふふ、美しきあたしをこんなにも大勢で出迎えてくれたのかい、うれしいねぇ、さあ、情熱的な歓声をあげなさい」
アサク「この変態野郎!」
その時、全域空間防御を担う精霊兵士より報告が届いた。
精霊兵士「報告! 聖王様、精霊聖地にて『鏡返ノ核』が出現!」
聖王オデロスがすぐ聖地を守るようにオーカ将軍に指示し、正殿の魔物が聖地に行けないようにと一部の禁衛軍兵士を残し、後をアサクに任せて、その場を立とうとしたが……
ジェフロ「わたくしは残ってアサクに協力するわ!」
オデロス「だめだ! すぐオーカ将軍に続いて聖地へ向かいたまえ」
聖王オデロスがオーカ将軍、ジェフロとイリアを率いて正殿後方にある廊下を通り、精霊聖地へ向かう。
正殿に現れた魔物たちがアサクと近衛軍に着々と退治されていくが、なぜか九尾妖狐がまるで見世物を見ているようにびくとも動かないまま、やがて魔物が彼だけとなった。
九尾妖狐(高笑いして)「スポットライトはあたしだけを照らすものよ。どう? スーパースターみたく輝いているでしょ」
そう言って突然と手を上げ、強い衝撃波を放つ。
精霊禁衛軍を守ろうと、アサクはすぐみなを庇うように最前列に出て、全身から聖光を放ち、【獅幻神裝】を纏って九尾妖狐の攻撃を受け流した。
左従者のゴーストカードが変身した【日輪ノ剣】を手にかまい、右従者の魔獅子が変身した【獅幻神裝】を纏った姿こそ、アサクの完全なる武装なのだ。
アサク(禁衛軍に向かって)「おんたたちはもう聖地に向かってくれ、ここは俺に任せろ!」
禁衛軍兵士「了解しました!」
返事した禁衛軍の兵士たちはすぐさま聖地へと駆け付ける。
九尾妖狐「あたしは、鏡界から降臨した陰魔六将軍、名は九尾妖狐。親しくして~“九ちゃん”って呼んでもいいのよ。さすが天神界の力を得た者ね、アサク。神と精霊の融合体か、本~当、反則よね」
アサク「なんなんだおんたは! 九ちゃんとか、誰が呼ぶか! あいにくこっちは遊んでる暇ないんだな、今片付けてやる!」
九尾妖狐「さて、君ごときで、このあたしに勝てるかしら?うふふ……」
笑い声を発したと思えば、もうアサクの目の前に瞬間移動して、攻撃をかまってきた!
九尾妖狐の攻撃が思ったよりも重く、全身武装した状態のアサクでも、【日輪ノ剣】で攻撃を受け流しながら陣魔法で魔法攻撃を吸収して反撃をするが、どうも苦戦に陥ってしまう。幸い、【獅幻神裝】の防御でなんとか保つことができた。
素早く動きながら攻撃してくる九尾妖狐は余裕ありげに笑いかけてくる。
九尾妖狐「はははっ、神と融合したせいで、もともと持ってた精霊の力を失って、元素魔法が使えなくなったのね。それで受けたものを吸収して反撃に使うしかなくなったわけか。なるほど、これはこれは、神様って意地悪いねー、はははは」
アサク「なんでそこまで俺に詳しいんだよ!?」
九尾妖狐「それは~愛してるから♥だよ(ウィンク)」
アサク「気持ち悪っ!」
九本の尾が一斉に伸び、九尾妖狐がセクターなポーズを取ってこう言った。
九尾妖狐「さあ、あたしのすべての愛を乗せる、最強の一撃をうけてごらんなさい♥」
先と比べものにならないほどの莫大な魔力が九尾妖狐の体に集中していると感じたアサクは、この一撃で勝負がきまるとわかった。
アサク(テレパシーでゴーストカードと魔獅子に)「あれを使うしかない」
ゴーストカード(テレパシー)「マスター、本当に使いますか? まだ完全に使いこなせてないのに、発動した後力が抜けて、いつ回復できるか分からないのですよ!」
魔獅子(テレパシー)「でも確かにそうするしかなさそうです。自分ももう攻撃を受けきれません。まずはやつ倒すことを考えましょう。そのあとは自分たちがマスターを守ります」
心で会話をかわす僅かな間に、九尾妖狐はもう力を整えて、技をぶつけてくる!
九尾妖狐「九重狐撃・滅骸破!!」
まさに同時に、アサクは宙返りして背中から天使と精霊の翼が生えてきて、【七属性ノ鍵】がアサクを中心に飛び回り聖光を放ちながら、七本の巨剣となる。
アサク「俺にはまだ神の力がある! 七鍵衝殺陣!!」
互いの大技が宙にぶつけ合い、九尾妖狐が避けきれずに重傷を負い、間一髪で時空の裂け目を通って鏡界へ逃げ帰って、あまりの強力で精霊王城もほとんど壊滅してしまった。
ゴーストカードと魔獅子が変身を解いてもとの姿に戻り、アサクも技の影響で全身の力が抜けてしまって、意識はちゃんとしてるが、もうまったく動けない状態だ。魔獅子はアサクを背負ってゴーストカードとともに精霊聖地へ向かう。
これで、数万年以来一度も侵入を許したことがないと誇る精霊界も、正式に破られてしまったのだ。
精霊聖地に着くとそこに『鏡返ノ核』が中央の祭壇に現れていて、聖王オデロスが部下たちを率いて湧き出している魔物たちと戦っている姿がみえたが、すでに力が残されていないアサクには何もできない。
アサク「どうしてハプ司祭が、早くコアを封印しないんだ?」
第三章:永凍絶界
神説年暦36722年 8月13日 火曜日 午後二時
精霊界で最も重要な場所『精霊聖地』に、『鏡返ノ核』が出現、ハプ司祭がコアの近くにいながら、魔物ばかりかまっていてコアを封印しようとしない様子。
魔獅子がアサクをハプ司祭のとなりまで連れいった。
アサク(虚弱)「どうしてすぐコアを封印しないんですか。【聖獄ノ籠水晶】をくれたのはあなたなのに……」
ハプ司祭「【聖獄ノ籠水晶】は聖竜王が天神界から持ってきたもの、おぬししか使えないといいおった。だから、コアを封印する任務をおぬしに与えたのだよ」
アサク(虚弱)「そんな……俺はもう、【聖獄ノ籠水晶】を発動する力も残されてない。まさか『逆時震盪』で精霊聖地が破壊されるのをただ見るしかできないというんですか」
ハプ司祭「とにかく休んで、少しでも回復に努めるのじゃ」
この時、イリアが泣きながらこちらに走ってきた。
イリア「うう……黒マントの男にアダムを奪い去らわれてしまいました。イリアでは全然太刀打ちできなかったの。ごめんなさい、イリアのせいだわ、どうしよう……」
アサク「あなたは悪くねえよ、もう泣くな」
ハプ司祭「精霊界に来てアダムを奪うことも、やつの計画の一環なんじゃろうな」
オーカ将軍が精霊禁衛軍を率いて攻撃の陣を組んでコア周辺にいる魔物たちに反撃を繰り返し、聖王オデロスがコアの真上に雷撃の術をかけてコアを打ち砕こうとするが、まったくの徒労だった。
この時に、強い黒き光が聖地の高台から放て時空の裂け目を作り、その中から黒竜に乗っている騎士の姿が現れた。彼は響き渡る声でいう。
フィリップス「俺様は陰魔二将軍、フィリップスだ。鏡界を代表し、正式に精霊界に宣戦布告を告げる!」
このフィリップスと名乗った黒竜を乗る騎士から放たれる特殊な魔力に、ただならぬ恐怖を感じたかのように、周りの魔物たちがみな身動きがとれなくなっている。
アサク・オーカ「これは! 失踪した風族の精霊・サルの霊力!?」
アサク「どうしてあいつから精霊の力を感じるんだ!」
オーカ「いや、正しくは風属性の精霊の力と闇属性の魔力が混ざり合っている強大の力だ! この精霊界では相手になれる人いないかもしれん」
オデロス「……」
フィリップス将軍が手を振ると、黒竜から強い竜巻が襲ってくる。精霊禁衛軍軍団の大半が竜巻の勢いに耐えきれず吹き飛ばされ、何人か苦労して防御術を立ち上げて対抗しようにもあまり効果が見られない中、なぜかジェフロにだけまったく影響がなく、すこしもダメージを受けていない。その様子をみて、聖王オデロスはすぐみなに指示をだす。
オデロス「ジェフロ姫の後ろに隠れろ!」
精霊軍団が群れとなってジェフロの後ろにくっついて、ジェフロが移動すると軍団も続いてくという、なんとまあ奇妙な絵面になった。
ジェフロ「どうして私の後ろに隠れるのよ。私はあのフィリップス将軍というやからを懲らしめにいきたいの!」
そういって奔ろうとするけど、姫が動いてしまうとみな吹き飛ばされるからと、周りに止められる。
ジェフロにだけ起きるこの現象に気づき、フィリップス将軍が急に激動した様子でジェフロに駆けてくる。みながジェフロをかばおうとする時に、まさかの攻撃ではなく、フィリップス将軍がジェフロを抱き込んで強引にキスした。その場にいる全員が目の前に起きたことに驚いていると、軍団に襲い掛かる竜巻もフィリップス将軍のこの行動でやんだのだ。
ジェフロが我に返って顔を真っ赤にし、怒りと恥ずかしさが混ざり合い、フィリップス将軍を突き出して、ぱっとビンタを食らわせた。
ジェフロ「この……不届き者! この私に無理やりキ、キスするなど! 何様のつもり!」
赤くなる頬に手を当て、ガッカリした様子でフィリップス将軍はいう。
フィリップス「君は…忘れたのか……」
そしてすぐ近寄った黒竜に乗り、高く飛んで離れた。
遠くに離れていくフィリップスの後ろ姿を見て、ジェフロはなぜか、胸が悶々と締め付けられる気がした。指で先強引に奪われた唇を撫でてみると、涙が勝手に流れてくる。
ジェフロ(心の声)「この悲しい感情はいったい……?」
フィリップス将軍が精霊軍団の表に戻り、大声で言い放つ
フィリップス「精霊界の最強のものを出してこい!」
すると、オーカ将軍が陣から高く上へ跳んで、マウントであるグリフォンを召喚して背中に乗り、フィリップス将軍と対峙する形になる。
オーカ「俺はオーカ将軍じゃ。精霊界最強の守護者が相手してやる」
フィリップス「ほう、この時をずっと待っていたぞ。やっとオーカ将軍とやり合う機会がきたか」
オーカ「一つ、疑問に答えてもらおうか」
フィリップス「ふんっ、二つとも答えてやるよ。一つ、そう、俺様そこが、かつて失踪した風族の精霊・サル。二つは……お前らが知ってるサル、もともと二人いたのだ。一人が精霊界に、一人が鏡界にいる。だが、俺様の本当の名は、フィリップスだ」
すでに弱っているアサクをちらっと目をやり、フィリップスは続いてこういった。
フィリップス「そのアサクと同じ、”ダブルフェース”をもっている」
オーカ「なんだと!」
アサク(心)「”ダブルフェース”……ってなんだ?」
この時、ゴーストカードがフィリップス将軍が身につける剣をみて、慌ててアサクに話しかける。
ゴーストカード「大変です。あの人、【月輪ノ剣】を持っています!」
アサク「そんな、まさか」
ゴーストカード「僕のセンサに間違いはありません。なぜなら僕と【月輪ノ剣】は、セットのゴーストカードだからです!でも、なぜあの人が【月輪ノ剣】を持っているんでしょうか」
フィリップス「国としての挨拶はここまでにしょう。そろそろ戦いを始めようか、まずは……」
フィリップス将軍が指を鳴らすと、精霊聖地に現れたコアが急に色が変わって、『逆時震盪』を引き起こす状態になった!アサクを含めて精霊族の全員が、自分の目を疑わずにいられない!
アサク「あいつ! 『逆時震盪』を加速させやがった!!! 早くコアを封印しなきゃ!」
でも依然と体力がもどらないままのアサクは、魔獅子の背中から降りる気力もない。
アサク(魔獅子に)「コアに触れるように、近づけてくれ」
魔獅子は指示に従ってコアのすぐそばまで近づけて、ゴーストカードがアサクの右手を支えて、コアに触れた。触れた瞬間に、コアの色の変化が明らかに遅くなったものの、アサクが冷や汗をかいてひどく苦しい表情をしている。
ハプ「よせ、アサク。それでは封印は無理じゃ、ただの時間稼ぎにしかならんし、そのままだとおぬしが力尽きでしんじまう!」
アサク「ただの時間稼ぎでもいい、もう、今の俺にはこれしか…」
するとイリアが自分の手をアサクの手に重ねた。
イリア「イリアも、お兄さんと一緒に精霊界を守ります!」
アサク(頭を少し下に向いて)「ああ」
オーカ将軍がグリフォンに乗ってフィリップス将軍へ突撃をかける。二つの世界での最強戦力を持つ男たちの対決は激しく繰り広げられて、交わる攻撃の震動波で近くにいる魔物も、一騎打ちを見守る精霊軍団も痺れさせられて、ただその場に動けずにいた。
長い戦いとともに時間が過ぎ去り、アサクもそろそろ限界を迎えてしまう。
フィリップス(オデロスに向かって)「精霊聖王よ、一つ教えてやろうか。この【鏡返ノ核】に設定されたタイムリープの時間は、ちょうど1000精霊年前だよ(人間界約41年)! そう、その精霊八大族の時代に!」
フィリップス将軍の言葉で、精霊族のみなが一気に顔が青ざめた。
オーカ「好き勝手にはさせん。混沌極まりないの1000精霊年前などに戻ってしまったら、今の世界線の神説大陸の全面的壊滅を招いてしまう!」
オーカ将軍が奥手の” 圓気裂衝砲”を発動しようと同時に、まさかのフィリップス将軍も、同じ大技をかけて決着をつけようとした。
オーカ「ほう、おまえは確か、俺のまなでしの精霊界のサルだな!」
が、それを聞いたフィリップス将軍はただ微笑んで、答えようとしなかった。
二つの技がぶつけ合うと同時に、アサクとイリアの力ももうコアを抑えることができなくなり、コアが鮮やかな赤色を放ち、『逆時震盪』はまさに引き起こされようとしていた時に。
オデロス「精霊界の王として、精霊界をいまここに壊滅させるわけにはいかん。すべての空族精霊よ、集結し伝送陣を発動せよ!」
空族精霊たちがすぐさま伝送魔法を発動する。
オデロス(オーカ将軍とハプ司祭に向かって)「精霊界を守りたまえ!」
オーカ将軍とハプ司祭はすぐ聖王オデロスのもとに駆け付けた。
ハプ(アサクに向かって)「いけ! できるだけ遠くへ逃げるのじゃ!」
聖王オデロスが手のひらに特殊のトーテムをかけると、トーテムが一匹の鷹となり、地中に向かって飛び潜った。そしてオーカ将軍とハプ司祭に頷きで合図をして……精霊界最大な封印術を発動する。
オデロス・オーカ・ハプ「永凍絕界!!」
『逆時震盪』が始まる頃に、空族の伝送魔法も発動した。
フィリップス「くそ! 精霊界ごと時間を凍結しようだと! 俺様はこんなところに閉じ込められたりはしない!」
そういってすぐ時空の裂け目を開けたが、ジェフロを一目みてから裂け目に入って姿を消した。
『逆時震盪』は永凍絕界によって止められてが、同時に伝送陣も停止してしまい、すべての精霊を伝送することはなく、アサクは幸運にも、伝送で逃げることができた。その瞬間に、ハプ司祭の声が聞こえた。
ハプ「精霊界を救うのには、精霊女王アランダを見つけるしかない。頼んだぞ、アサク」
アサクは涙が止まらないまま、伝送通路に入り、そのまま気絶した。
この戦いの末、精霊界の時間は止まったままになり、誰も入ることができず、そして、誰も出られなくなってしまったのだ。
第四章:人魚之淚
神説年暦36722年 8月19日 月曜日 午前十時
目覚めたアサクが初めに聞こえたのが、ゴーストカード、魔獅子とイリアの三人の声だった。
ゴーストカード、魔獅子、イリア「よかった!」
ゴーストカード「マスター! やっとお目覚めですか!」
イリア「もうーお兄さん! 二度と目覚めないかと心配したんだから!」
アサク「俺は……大丈夫だ。ここどこだ?」
ゴーストカード「僕たちは幻獣界の人魚国に伝送されたのです。女王様がこのお部屋を手配してくださいました!まさか一週間も眠り続けるとはな」
周りを見渡してみたら、さんさんと輝く日の光が水を通して照らしてるとても暖かい部屋だが、どう見ても女性の部屋だ。
ゴーストカード「人魚国には女性しかいませんからね」
アサク「ええ……」
アサクの身の周りにたくさんの花が飾っている。
アサク「で、この花はいったい……」
ゴーストカード(肩を軽くすくめてニヤっと)「マスターのファンたちから送られてきたものです。もう人魚国丸ごと虜にしちゃってるくらい大騒ぎですよ。お見舞いといって花を何度も持ってくる子もいます。なにせ女王様が自ら『美しき眠りの精霊王子』という異名をつけちゃうくらいですからね……」
魔獅子が顔をそらして笑いをこらえている。
そのとき、外から雑踏とした人の声がしてきた。ゴーストカードが、もう起きたってバレたら大変な目に合うから、早く寝たふりをするようにとアサクに合図し、ぬいぐるみのふりをした。アサクが横になって寝たふりをすると、やはり十何人の人魚の女の子がプレゼントと花をもって部屋に入ろうとする。魔獅子がすぐ姿をけして入口を塞ごうとしたが意味がなく、女の子たちが部屋に駆け込んできて、祝福を込めてアサクの頬にキスして、わいわいとはしゃいでからやっと部屋をでた。
皆出た後、アサクは起き上がり、キスされた頬を少し撫で顔を赤くして、満足しそうに笑った。それをみて、隣のイリアは不機嫌そうに口を尖らせた。
ゴーストカード(アサクの頭に一発殴って)「しっかりしなさい!」
アサク「俺見世物じゃねえし。早くここを出て情報を探そう」
イリア「お兄さん今や『美しき眠りの精霊王子』ですから、そのまま外にでると騒ぎになっちゃいます。イリアが変装して差し上げますわ」
人魚国は結界によっと海の中に沈んでいる王国で、結界の中なら、地上と同じように呼吸ができるところ。
この日、大通りに変な歩き方をする一人の人魚(?)の女性(?)がいた。そう、それはまさに、髪型を変えて化粧もし、方にピエロのぬいぐるみを乗せたメイド服姿のアサクだ。その隣に人魚に成りすましたイリアと、術で姿を消した魔獅子。
アサク「なんで俺が女装しなくちゃならねえんだよ! 不格好だし、下スースーするし!」
イリア(笑いながら)「パンツを履かないからでしょう」
アサク「女のパンツなんてぜってー嫌だ!」
ゴーストカード「こうでもしないと、街中で正体ばれたら、何千何万の人魚の女の子が寄せてきますよ」
魔獅子「さすがにそんな大勢は止められませんな」
アサク「ここ一体どうなってんだよ。空気もすごく濁ってる気するし、風もない、なんか変な感じ」
ゴーストカード「人魚国は昔からとても排外的で、特に同じ幻獣界の百獣国とは敵対関係です。僕も魔獅子も百獣国の民なので、気付かれないようにしないといけません。人魚国は精霊界との関係がとても良いと聞きます。それで、こちらに伝送されたかもしれません」
二人が会話している間に、イリアがすれ違った天使魚と交流し始める。
アサク「魚と話してんの?」
イリア「イリアはすべての生き物と意識疎通ができるのです。かわいい子をみたんら友達になりたくなるんですよ。」
アサク「俺はゴーストカードと魔獅子としか話せねえから」
この時、向かいに何人のメイドを連れて歩く貴婦人らしきの女性がアサクをしげしげと観察する。今にもバレたかとはらはらする二人だが……貴婦人はイリアを眼中にない様子でアサクに話しかける。
貴婦人「あら、ちょっと胸が足りないけど、なかなかじゃないの~あなた、名は何という?どちらの使いなの?」
アサク「お、おそれいります。あ、アクリアといいます。えっと、マダムメールに仕えております」
貴婦人「なんと! あなたのような美人が、あのメールに仕えてるなんて、もったいないわ!」
貴婦人すぐ懐からパールを十個取り出してアサクに渡してこういう。
貴婦人「はい、持って、これは前金よ。すぐあのばばあのところを出て。明日からヴィタリス公爵邸に来なさい」
勝手に言い終わると、パールを手にしてポカンとした顔のアサクたちをお構いなしに、メイドたちを連れてその場を去っていった。
アサク「おっぱい足りないとか……」
イリア「アクリアって……ははははは~女装でもお気に入りされちゃって、すごいですわお兄さん!しかも、デタラメに言ったのに、まさか本当にマダムメールがいるなんて、はははは」
となりにいる魔獅子がもう笑いすぎて腰がぬけそうだ。
アサク「笑う場合か! 大事な任務があるんだぞ! コアがどうなってるわかんないし、ハプ司祭が精霊女王を見つけて精霊界を救えと俺に言ったんだ。メイドごっこしてられるかつうの!」
ちょうどおなかが鳴ったから、近くのレストランが見えて、とりあえず腹ごしらえをしようと店に入った。イリアが天使魚とバイバイして、アサクと一緒に一番目立たない隅っこの席に座ると、メニューに目を通す。
アサク(メシューを見て)「ワンセットでパール一つ!?」
ゴーストカード(すぐアサクの口をふさぐ)「しー、大声出さないでください。嫌なら女王様が用意してくださった部屋にお戻りになれば?なんでも使い放題ですよ」
アサク(プルプルと)「ぜってーやだ。(ちょっと恥ずかしく)まあ女の子にモテるのは悪い気しないけど…」
イリア(一発殴って)「お兄さんのスケベ!」
店員「お決まりですか」
アサク「セットを四つくれ」
店員「お二人でそんなに? 本当にたべられますか?」
アサク「大丈夫。食べられるよ」
店員「かしこまりました。ではパール四つ、いただきました。すぐご用意いたしますね」
食事が運ばれたら、アサクは飲み込むようにパクパクと食べて、ゴーストカードと魔獅子はテーブルの一角にコッソリと食べた。
アサク「俺たちはやく人魚国から出るべきだと思う。百獣国へ行って俺の友人のブラッド国王に助けをもとめよう」
魔獅子「そうはいっても、人魚国では【折畳ノ廻廊】の使用を禁止してるから伝送は無理です。地上の百獣国へ行くのには連結通路を通らなければならないが、もちろん警備がつけてるから、人魚女王の許しがないと通してもらえないんじゃ…」
イリア「それに、何の挨拶もなしに消えるなんて、失礼極まりないことですわ。ここはやはり一度女王様にお礼を申し上げに謁見をした方がいいとイリアは思います。」
ゴーストカード「人魚国と精霊界とは交流がありますが、わざわざ『美しき眠りの精霊王子』なんてマスターの存在を宣伝することに、なにか良からぬ意図を感じます。」
アサク「でもなぁ、戻らないとすると、金を稼がなきゃだな……」
イリア(笑いながら)「お兄さんにメイドになって、イリアたちを養っていただくしかほかありませんね」
ゴーストカード・魔獅子「そうですね」
アサク「なんで俺ばっかりー」
楽しい会話の中で、誰もすでに人魚兵士に囲まれたことに気づかなかった。
人魚兵士「精霊界からきた高貴なる友よ、ご相談があるので王城へと、女王陛下直々のお誘いでございます。」
アサク「あ、見つかっちゃったか」
人魚国王城へ移動する途中でも、熱心のファンたちが道の両サイドを囲んでアサクに“精霊王子さま、愛してる”なんて歓声を上げていた。
夜の人魚国王城にて、案内された正殿では、人魚女王が王座に座っていて、アサクたちの到着を待っていた。二人は一礼する。
アサク「女王陛下、精霊界のアサクと申します。貴国に来たのはその、事故によることでして、どうかお許しください」
ミカナ「わたくしが人魚国女王・ミカナと申す。付き人の二人も、姿を現すがよい」
ゴーストカードと魔獅子は一斉に術を解いて現し、女王に跪いて挨拶を。
ゴーストカード・魔獅子「ご無礼をお許しください」
ミカナ「よい。状況はわかっている。皆のもの、もう去るがよい」
そして正殿には、アサクたちと女王だけが残っている。
ミカナ「わたくしに着いてまいれ」
女王がアサクたちを宮殿にあるガーデンの一角へ連れてきた。
ミカナ「静かに見ておれ、そして何があっても、アサク、わたくしに合わせておくれ」
どういう意味かさっぱりだが、アサクは了承した。
この時、ガーデンに若い女性が歩き出て、上から真っ白な髪をした精霊らしき男が、女性の前に舞い降りてきた。二人は愛情深くに見つめ合い、男が貝殻とクリスタルで飾った花束を取り出して、女性に話しかける。
白髪の男「人魚姫・ユリア、どうか、俺と結婚してくれ」
ユリア(首を振りながら)「フルフィ様、ごめんなさい。婚約はお母さまにお許しを請わなければ、お約束できませんの」
白髪の男(手を引き)「ならば駆け落ちだ!」
ユリア(もう一度首を強くふる)「私もあなた様をお慕い申し上げておりますが、そのようなことは許されませんわ」
フルフィが強引にユリアを連れて行こうとすると、ミカナ女王が影から出た。
ミカナ「この無礼者、娘からその手を離し、今すぐ立ち去れ!」
フルフィ「女王だからって俺が怖気づくとでも思うのか。本気で暴れたら、この人魚国では俺に勝てるやつなんかいないぞ」
ミカナ「さぞ傲慢とみえる。まあ確かに、わが人魚国は、強いおのこを国王にし国を守ってもらう必要があるが」
フルフィ「はは、それって俺たちの婚約を認めるってことだろう?」
ミカナ「国王は実力と美しさを備える随一のおのこでしかなれぬ」
フルフィ「それはそれは、お褒めに預かり光栄だ、女王陛下」
ミカナ「否、その資格があるのは、そなただけではない。最近王国にいらっしゃった『美しき眠りの精霊王子』が、そなたより容貌が優れて、国民に愛されているのだ」
そう言って、アサクが隠れている物陰に指をさした。
アサクは仕方なく出てきて、どうにもかたくるしい感じで言う。
アサク「俺こそ、真の国王になれる精霊王子だ。貴様、俺をみてさっさと恥じ入って消えるといい」
フルフィ「ならばやってみようじゃないか、誰が勝つか定かではないぞ。な?精霊族のアサク」
アサク「! なんで俺を知ってる??」
フルフィ「……」
ミカナ(一度手を叩く)「もうよい、口喧嘩はおよし。女王たるもの、公正公平でなくてはな。ならば、正式に試合を行うことにしよう。勝つほうが、ユリアの夫となり国王になる。」
アサク「なんだって!?」
フルフィ「のった! いつだ?」
ミカナ「三日後、人魚国のコロシアムにて。」
ユリア「お母さま! なぜそのような勝手な約束を……あんまりです!」
悲しむユリアは泣きながら走っていった。
フルフィ「首洗って待ってろ」
そして飛び立って夜の空に消えた。
アサク・ゴーストカード・魔獅子「はめられた……」
女王は静かに頷いて微笑みをみせた。
正殿に戻ると、アサクがトンと床に座り、とても不機嫌な様子だ。
ミカナ「すまなかった。がしかし、それも無礼を承知で仕方なくしたことなのだ。なにせ、人魚国にはもはや幻獣であるあやつを止めるのに十分な力を持たぬからのお」
アサク「幻獣?フルフィのことですか、女王陛下」
ミカナ「いかにも。あやつが幻獣界百獣国『幻化部族』狐の一族のもの。人魚の民は決して百獣国のものと結ばれてはならぬのだ」
魔獅子「今の幻獣界では三大国が均衡の敵対状態にあります。ゴーストカードと自分も、囚われてないだけでも幸いってくらいです」
アサク「でも、人魚国って軍備がそこまで弱まってますか。それに二人が愛し合ってるのなら、別に硬く掟を守らなくても」
女王が立ち上がり、王笏で王座の真上を指すと、天井が突然崩れて、その奥にあるのは……
アサク「鏡返ノ核!? しかももう真っ赤で……すでに震盪が発生した!」
すぐ【不帰ノ羅針盤】を取り出して、巻き戻された時間を測るが、なんの変化も見られない!つまり、人魚国が『逆時震盪』の影響を受けなかったことになるが、ありえない。一体どういうことだろうと、アサクは驚きを隠せない。
その時、大量の魔物がコアから湧き出して、みなすぐ戦闘態勢に入る。その中の一匹が女王に襲い掛かる。
イリア「陛下! 危ない!」
驚くことに、魔物が女王の体を触れることなく、そのまま通ったのだ。
ミカナ「心配ない。精霊アサクよ、この鏡返ノ核を封印してもらえぬか」
アサク「わかりました!」
仲間の援護でコアに近づけて、【聖獄ノ籠】で封印を成功すると、呪縛から解き放ったように、今まで人魚国を覆う濁った空気が一気に晴れた。
再び王座に座り、女王はことの真相を語り始める。
ミカナ「コアが出現したのが半年前のこと。我が人魚国軍隊の総出でも、魔物の軍勢には太刀打ちできなかった。そして、『逆時震盪』が起きたのだ」
アサク「ではなぜ時間の変化が測れなかったのですか?」
ミカナ「それは巻き戻された時間の長さが130年がゆえ。130年前、人魚国はこの深い海の底ではなく、ちょうどここから真上の島にあった。海に沈んだのが30年ほど前のこと」
ゴーストカード「てことは、震盪のせいで130年前の人魚国が今再びそこで現れたってことですか」
ミカナ「そうじゃ」
アサク「じゃ震盪の後…ここは……」
ミカナ「消し去られてしまったよ、なにもかも。今そなたたちが見るすべてが思念体だ。それでも、我々は今もこのように、ここにおる。」
左耳に飾ってる雫の形をした耳飾りを取り、女王は続けた。
ミカナ「これは人魚国の国宝・【人魚ノ涙】というもの。『逆時震盪』の際に引き起こされた全国民の恐怖と悲しみが、【人魚ノ涙】の力を発動させた。」
アサク(悲しむ)「今目の前の女王陛下も、ここにきてから見た人魚たちもみな……【人魚ノ涙】の力によって保存された魂ですね……」
イリアがもうこえずに泣き出している。
ミカナ「心優しき精霊、アサクよ。わたくしは、ユリアとフルフィの愛を、婚約を認めぬわけではない、できぬのだ。そうさせてしまったら、ユリアも民もみな、国が滅んだこと、自分がもうこの世にいないことを思い出してしまう。どうかこの秘密を、守っておくれ」
二人は涙を流しながら頷いた。
ミカナ「芝居でもよい。フルフィを破り、ユリアと結婚し新たなる国王になって、民に希望を与えてやっておくれ。そしたら【人魚ノ涙】も役目を遂げ、人魚国は幸せ満ちる中で消える。これがわたくしの最後の願い、手伝ってくれるかい」
アサクは黙ったまま頷き、イリアが王城に響き渡るくらい大泣きをした……
三日後。
人魚国のコロシアムは人で賑わっている。ほぼ全国の人がここに集まって、人魚の姫君の夫を決める試合を楽しみに待っているのだ。
用意を済ましたアサクはゆっくりと、会場へ続く廊下を通り、コロシアムに入る。
第五章:幸せの微笑み
神説年暦36722年 8月22日 木曜日 午前十時
ほぼ全国の人が集まったコロシアムでは、熱烈な歓声が上がっている。今日の試合で、ユリア姫の夫となる、新たなる国王が決まるのだ。みなの期待の中で、試合が始まった。
アサクとフルフィはリングの中央に立っている。すでに対峙する二人だが、表情から気持ちの差がうかがえる。今にも暴れ出しそうに興奮しているフルフィに比べて、アサクはどこか悲しみを漂う感じだ。アサクが女王に一目をやると、女王が軽く頷いた。その左には泣き止まないユリア姫に、右がイリアが座っている。
法螺貝を吹き鳴らす音がコロシアムに響き渡り、試合開始!
フルフィが手にエネルギーで形成された槍で襲い掛かり、アサクはゴーストカードと魔獅子の力で武装状態で構える。【日輪ノ剣】と【光ノ槍】がぶつかり合い、火花を放つ。一進一退の攻防戦はどちらも譲らない気合だ。この時、フルフィが“光剣魔法”で攻め寄せてきて、驚いたアサクはすぐ左手のシールドで防御した。
アサク「! 見間違いじゃねえよな、あれは俺の光剣魔法だよね?」
魔獅子「はい、確かに、光剣魔法です」
フルフィ「あれ、おかしいな。アサク、お前魔法が得意じゃなかったっけ?なんで剣ばっかり使うんだ?魔法はどうした?」
アサク「う……」
ゴーストカード「マスター! このフルフィ、なぜか懐かしい気がします。きっと僕たちが知ってるものです。」
フルフィ「面白くなってきたな。んじゃ、遠慮なくいくぜ!」
手のひらからどんどん光剣魔法を打ち、同時にアサクに向かって突進して【光ノ槍】を突き刺す!
アサクは右手に持つ【日輪ノ剣】で【光ノ槍】を受け止め、左手に正三星陣魔法を自分に向かってきた光剣を吸収しようとしたが、三発までしか容量がなく、やはり何発はくらってしまった。そして体を捻り三星陣魔法“極光聖破”を出した!この攻撃を予想できなかったフルフィは間一髪でこの攻撃を避けたが、余裕を与えずに続いて【日輪ノ剣】を振って出された“陽輝閃撃”の挟み撃ちについに負傷、慌ててアサクとの距離を引き離した。
フルフィ「やるじゃないか、でも光属性の魔法攻撃は、同じ属性の俺には効果が出ないぞ。吸収での反撃だけじゃ、俺を倒せない!」
そういって、真っ白な長い髪を持つ精霊の少年の姿が歪み、巨大な白いキツネと変身した!そして周りに同じく白いコギツネが何匹も一緒に現れた。
アサク「うっ、俺キツネ苦手なんだけど……」
コロシアムに悲鳴があちこちから聞こえてくる。人魚国の人たちが逃げ回り、愛する人が異形のものに変貌したのを目の当たりにしたユリアは恐怖で戸惑っていると、これそこがフルフィの真の姿だと女王に告げられ、騙されたと思わず涙がこぼれる。
巨大な体と尾を駆使して攻撃してくるフルフィ。魔法による攻めも止まらず “星雲貫通銃”を出した時、アサクはゴーストカードと魔獅子を離して、両手同時に正三星と逆三星陣魔法を発動し、フルフィが放つすべての光の矢を吸収した。
空中に高く飛んで、両手の手のひらを合わせて、左には正三星の陣、右には逆三星の陣、天地印結!両手の陣魔法が一つになり、光の六星陣魔法を放つ!!
アサク「霸・極光殺陣!!」
全方位からの光剣がフルフィに襲い掛かった。同じ属性だと効果が弱まるが、無数の剣陣でフルフィがバランスを崩したそのすきに――
アサク「こい!【日輪ノ剣】!」
ゴーストカードが変身した【日輪ノ剣】を右手に握って、フルフィの頭の上に飛び乗り、剣のさきを脳天に打ち込みとする時、魔獅子が突然アサクを止めた。
アサク「魔獅子?」
ゴーストカードも変身を解けてアサクにやめるように願った。
アサク「なんで止めるんだ?」
ゴーストカード「フルフィが誰なのか、まだわからないのですか、マスター」
その時、力尽きたフルフィが倒れて、本当の姿――一匹の小さな白いキツネに戻った。
イリア「かわいいですわ!」
ユリア「その姿なら、いいかも……」
女王の睨みで二人はすぐ口をつむいだ。
フルフィ(アサクに跪いて)「強きものに従いしもべとなりて、われここに契約を結ぶことを誓う」
そしてフルフィの体が無数の光の粒子になり、アサクの手のひらに集中すると、ゆっくりと槍の形になった。
アサク「これは…【光ノ槍】だ! 俺が小さな頃に失くしたあの【光ノ槍】だ!」
【光ノ槍】を高く掲げて勝利のポーズをすると、コロシアムに喝采が沸いた。
ミカナ「これにて、アサクを我が国の新たなる国王、わが娘・ユリアの夫となる。さあ、みなのもの、祝言の用意じゃ」
夜、用意された部屋で休むアサクたち。
アサク「あの時、精霊界の『嘯きの谷』から人魚国に流されてたんだ。で、震盪の影響で【光ノ槍】の封印が解かれて幻獣の姿を取り戻したあなたは、ユリア姫に一目惚れして、精霊に成りすまし恋人になった。」
フルフィが黙って頷く。
イリア「だからユリア姫を連れだして、最後くらい幸せになってほしいと思ったのですね。」
フルフィ「……(泣き出す)」
アサクがフルフィの手を取って言う。
アサク「あした、一緒に人魚国を幸せにしよう」
アサクの言葉を聞いて、フルフィは我慢できずに大きく泣き出した。
イリア(フルフィを抱きあげる)「泣かないで、よしよし、フルフィ、イリアとお友達になりましょう」
翌日、盛大な婚礼が行われた。華やかなヴァージンロードを歩くアサクとユリア。傍らにいるイリアの笑顔が、なぜか少し引きつっていた。
女王自らアサクに栄光ノ指輪を付けて、新しい国王の誕生を告げる時、人々は楽しい歓声を上げながら、満面の笑みでありがとうと言い、一人また一人、ゆっくりと消えた。女王がアサクの手を、ユリアがフルフィの手を握りしめ、微笑んで感激を伝えると、耳に飾っている【人魚ノ涙】がひび割れ、二人もゆっくりと姿が消えてゆく。完全に消える前に、女王がアサクにこう言った。
ミカナ「130年前のあの人魚島へ行くがよい。王座に隠してある【人魚ノ涙】を探したまえ。それは幻獣界三大神器の一つ、必ず探し出し、わたくしに届けておくれ」
アサク「届けるって、どうやって??」
女王に聞こうにももう完全に消えて、人魚国にはもう生気が少しも感じなくなって、結界が消滅するとともに、海水が入ってきた。
アサク「ヤバい! 城が水没しちまう! とりあえず地上に逃げよう!」
ゴーストカード「結界が消えたから【折畳ノ廻廊】もう使えるはずです!」
イリアがすぐ【折畳ノ廻廊】を使い、みなを伝送した。
神説年暦36722年 8月24日 土曜日 午後三時
震盪によって再び出現した130年前の人魚島に到着したアサクたち。コアがもう封印されたので、大して強い魔物がいないし、雑魚を片付けていくと、王座の下に【人魚ノ涙】を無事見つけることができた。
アサクは【人魚ノ涙】をペンダントにして、フルフィにつけた。彼はペンダントを握りしめて涙をこらえながら誓う。
フルフィ「……今度こそ、必ずユリアを守って見せるよ」
指に付けられてる栄光ノ指輪をみて、アサクが呟く。
アサク「俺、結婚しちゃったんだな」
イリア(心)「本当に結婚したわけではないのに、なぜかお兄さんが取られた気がします。イリアが落ち込む理由なんか、ないはずのに、この気持ちは……?」
イリア(涙目でアサクに抱きつく)「イリアはずっとお兄さんと一緒にいます。イリアを一人にしないで」
アサク「? どうした? 大事な妹を置き去りにするはずねえだろう。よしよし」
イリア「イリア、お兄さんが大好きです。お兄さんのお嫁さんになるのはイリアだけですよ!」
アサク「え?」
一瞬、沈黙の時間が流れた。
話を変えようとゴーストカードが言う。
ゴーストカード「これからどうします? マスター」
アサク「俺がエデンの村に向かう前に、すでに妖精界の時間図書館で『逆時震盪』が起きていた。そして、今回の人魚国、正直ショックだよ……妖精界の現状が気になる。だから妖精界へ行こう、もしかしたら時間図書館でなにか新しい手がかりが見つけるかも」
一同「うん!」
【折畳ノ廻廊】を開いた。アサク、イリア、ゴーストカード・ウダ、魔獅子・サモエドに新たに加えた幻狐・フルフェ、一行が次なる目的地・妖精界へ向かう。
第六章:矛盾たる真義宝典
神説年暦36722年 8月28日 水曜日 午後七時
アサクたちが妖精界に到着するものの、妖精の森に迷い込み、どうしても妖精王国にたどり着けない。
アサク「妖精界の結界って厄介だな、まるで迷宮みてぇだ。どう歩いても出れねえし、【折畳ノ廻廊】で直接伝送もできない。これじゃいつまでたっても時間図書館にたどり着けねえぞ……」
新しくできた友達のガガ鳥を肩に乗せて、イリアも疲れた顔でいう。
イリア「もう歩けません……少し休憩しましょうよ、お兄さん」
フルフィ「腹減ったー」
アサク「しかたない、キノコを採ろう」
フルフィ「ええ~来てからずっとそれじゃん……」
その時、おいしい匂いがどこから漂ってきた。たどってみると、池の近くに美味しそうな鍋が出来上がっている。
アサク「いい匂いだ!」
フルフィ(マイ食器を取り出して)「準備万端! 食べよう」
アサク「持ち歩いてんのそれ」
フルフィ「みなの分もあるぞ~」
ゴーストカード「盗み食いはよくありません……」
イリア「ひ、一口だけなら、大丈夫ですよね、本当にいい匂い……」
魔獅子は何も言わないが、腹の虫は誠実だ。
おいしい匂いの誘惑に負けて、みなにして “おいしい、アツアツ”と言いながら食べ始めて間もなく、一人の巨漢の怒鳴り声が響く。
巨漢「こら! 盗み食いめ!」
が、アサクと目が合う瞬間――
アサク「カーバン!」
カーバン「アサク!」
二人は古き友と久々再会した嬉しさに抱き合った。そしてゴーストカードと魔獅子にも。
カーバン「まさかまた精霊の守り神たちに会えるなんてな。会いたかったぞ!」
イリアも嬉しくてカーバンに抱きついた。
イリア「これ、カーバンさんが作った野原スープだったんですね!通りでおいしいわけですわ~」
アサク「無事でよかったよ~カーバン」
カーバン「俺先月に火族製錬師の修業を遂げるための素材集めをしに、精霊界から幻獣界に行ったんだ。帰ろうとしたら精霊界が丸々消えた感じでなぜか帰れなくて、連絡しようにも手段がないから、妖精界で何かわかるかもって思って。そんで今食いしん坊のお前らと会ったわけだ。な、精霊界に一体何があったんだ?」
アサク「……カーバン、落ち着いて聞いてくれ」
そしてことの顛末の説明を聞いたカーバンが、力が抜けたように座り込んで、またすぐ起き上がってアサクの胸元を強くつかむ。
カーバン「じゃあみんなは? 他の精霊たちは今どうなってる??」
アサクはカーバンの手が離すようにつかんで、俯いてゆっくり口を開く。
アサク「無事脱出した人がどれくらいいるかわからない。今のところ、俺たちが会えたのは、あなただけだ……」
カーバン「……くそ!」
悲憤に満ちたカーバンの拳は、一発で軽々しく森の木々を殴り折った。
ゴーストカード「カーバンさん、どうしたら妖精王国に入れるかわかりますか?」
カーバン「知ってる。でももう日が暮れた。妖精王国を覆う結界が夜になると無限ループの迷宮になる。王国へ続く道は昼でしか現れないから、日が昇るのを待つしかない」
イリア「本当に迷宮だったんですね。お兄さんが方向音痴だからとばかり思いました」
フルフィ「待つしかねえんだろ?明日のためにも今は腹ごしらえして休もう」
アサク「そうするしかないようだ」
魔獅子「みなさんは休憩を。夜番は自分に任せてください」
カーバン「そういえば、この白いキツネって誰だ?」
アサク「幻獣になった【光ノ槍】だよ」
カーバン「ええ~~、ちょっとアサク、お前、まだ何か隠してねえか?」
アサク「横になりな、ゆっくり話すよ」
神説年暦36722年 8月29日 木曜日 午前八時
朝、アサクとカーバンははっきりと目の下にくまがついてる。一晩中人魚国の出来事をしつこく聞いて、二人とも一睡もしなかったのだ。
ゴーストカード「お二人さん、一晩中ずっと話し込んでてうるさかったですぞ」
魔獅子「同意」
アサク「しつこく聞いてくるカーバンが悪いんだぞ」
カーバン「だってさ、まさかアサクが結婚するとはな、人魚国の国王にまで……それに、あんなのあんまりだよ……」
アサク(軽く肩を叩く)「丸一夜感傷に浸っててもういいだろ? はやく妖精の村に連れていってくれ」
荷物をまとめて、カーバンに続いて森に入り、しばらくして、一つの吊り橋に着いた。
カーバン「この先が妖精の村だ」
村に入ると、そこにはもうひどい光景になっている。
妖精界の東北方向、つまり時間図書館が位置する方には、険しい炎が燃え上がっていて、どうやら魔物が出てこれないように囲んでいるらしい。城下町あたりが戦闘の跡がみられるが、幸い損害が大きくないようだ。
村の妖精たちはみな疲れた様子で、その中に怪我人もいる。アサクをみると、すぐ慌てて知らせに人を出した。
村の妖精「早く女王陛下にお知らせを! 精霊界のアサク様が来てくださったぞ!」
一人若い妖精が駆けてきてアサクに話かける。
若い妖精「アサク様、待ってました! 早く王城にお越しください。女王陛下がお待ちです」
アサクたちが妖精王城に案内され、妖精女王・ルナミアに謁見することになった。
途中に見る正殿がひどく損傷であちこちボロボロになっていて、妖精女王もひどい怪我を負い、寝室に寝込んでいる。寝台のすぐそばまで案内されると、女王に付き添う侍女の一人が、カーバンに飛び込んで泣き出した。
カーバン「俺たちが来たからにはもう大丈夫だ、サナ、心配するな」
アサクとイリアはもう一人の侍女の傍に。
イリア「サヤお姉さん、大丈夫ですか。」
アサク「事情を説明してくれ」
サヤ「二ヶ月ほど前、時間図書館の中央ホールに見たことないコアが現れ、たくさんの魔物が出てきて……女王陛下がすぐ兵を向かわせたんだけど、翌日に急に強烈な震波が起きて、図書館一帯の景色が変わったし、そこにいたはずの人々もみなどこかに消えて……それからすごくでかい岩石巨獣が図書館の外壁に登り出ると、まるでそれが合図みたいに、魔物が外に拡散して周りを攻撃し始めたんです。村がもちろん、王城も免れなくて、最後に女王陛下が古代神器【火竜ノ斧】を異変の境界線に刺して炎ノ結界を張ってやっと、魔物を閉じ込めることができました」
サナ「境界線を越えた魔物を辛うじて退治したけど、それで女王陛下に怪我を負わせてしまいました……守り切れなかった私たちが悪いんです……私……」
そう言ってサナまた泣き出す。
アサク「今すぐ時間図書館に向かって魔物を消してくるよ。でもあなたたちはついてくるな。逆時震盪の影響を受けないのは精霊である俺たちだけだから」
その時、妖精女王が目を覚ました。侍女の二人はすぐ女王の傍にいって、起き上がるをの支えた。
ルナミア「精霊界での出来事はもう、夢を通してすべて知った。これは巨大なる陰謀である。敵が時間図書館を狙った理由は歴史を歪ませること。おそらく図書館で巻き戻された時間の記録は消えてしまったのだろう。どうかそこにある【真義宝典】を探し出して、わらわに届けてほしい。まだ修復できるやもしれぬ」
サヤが一つの水晶玉を取り出してイリアに渡した。
サヤ「この水晶は君たちがいるところの様子を映してくれます。これで【真義宝典】を探すのを手伝います。」
イリア「水晶でこんなことができるなんて、すごいですわ」
アサク「一刻も争う事態だ、出発しよう」
サナ「ご案内いたします」
神説年暦36722年 8月29日 木曜日 午後十二時
みなは【火竜ノ斧】を刺したところまできた。
サナ「一緒に入れないから、私はここまでです。どうかお気を付けて」
カーバンが【火竜ノ斧】に向かって言う。
カーバン「カイネ、お前まだやれるか?」
が、【火竜ノ斧】からなんの返答もない。
カーバン「どうやら炎の結界に集中してるらしい。邪魔しないでおこう」
アサク「でも、どうやって入るんだ?」
カーバン「俺は火の精霊だぞ、任せろ。 (両手を前に掲げて)陣防術・赤焔ノ壁」
カーバンがそう唱えると、火で構成された壁が結界の炎をかき分けて、時間図書館まで道が現れた。
【不帰ノ羅針盤】で測ってみると、なんと、1500年もの年月が巻き戻されたのだ。
アサク「1500年も? なんでそんなに昔にまで……とりあえず今は、中にあるコアを封印して魔物を消すのが先だ。いくぞ!」
火の道を通り、無事にホールまで着いたが、やはりそう簡単にはいかず、図書館の外壁にいた岩石巨獣が、魔物をつれてコアを守りにまた戻ってきた。
ふと気づくとイリアの隣が三尾猿になっている。
アサク「友達変えるの早すぎだろ」
イリア「ガガ鳥は火が苦手なんです。だから三尾猿に付き合ってもらうことにしましたの」
アサク「逆時震盪した空間に入って無事でいられるのは俺たち精霊だけなんだろ。なんで三尾猿を連れてこれたんだ?」
三尾猿がなぜかイリアと同じ淡いピンクの光を発している。
ゴーストカード「僕と魔獅子がこの空間に入れたのは、マスターとの主従関係でマスターの精霊の力で守られているからです。今三尾猿もイリアさんと主従関係になったから、同じように守られていますよ」
イリア(三尾猿を抱いて)「怖がらなくてもいいですよ。イリアお姉さんが守ってあげますわ。一緒に冒険しましょう」
アサク「あっそ。早いとこ用事を済ませようか。イリア、あなたはカーバンと水晶玉を持って【真義宝典】を探してくれ、戦闘中に壊れたりしたら大変だ」
カーバン「おう。イリアちゃんを俺が守る。任せろ」
そして魔獅子を召喚して魔装に変身させて防御を整えるが、ゴーストカードが【日輪ノ剣】に変身できない。
ゴーストカード「図書館の中では日の光が弱すぎて変身できません。このままフォローにまわります」
フルフィ「じゃ俺が!」
そういって【光ノ槍】に変身。槍を手に持つアサクは一振りして嬉しそうに言う。
アサク「この感覚、懐かしいぜ! 一緒に戦うのも久しぶりだな。星雲貫通銃!」
すぐ技を出して岩石巨獣と戦い始めた。
一方、イリアは水晶玉を通し、サヤの誘導を頼ってカーバンと一緒に【真義宝典】を探す。邪魔する魔物を、カーバンは図書館の土属性を利用して“陣防術・石屑爆撃”で打ちのめし、やっと宝典にたどり着けたが。なんと、コアの出現場所が、宝典の真上だ。
カーバン(叫び)「アサク! 宝典を見つけたぞ! コアもここだ!」
三尾猿が隙を見て宝典を取り出して、イリアに渡した。襲い掛かる魔物はカーバンが相手している。
岩石巨獣との戦いがどうもうまくいかない。防御が硬すぎて、傷一つまともに与えられないでいるアサク。
アサク「かたっ!これじゃ倒せそうにないぞ」
フルフィ(半泣き)「いたたた! 壊れる! 俺壊れちまうよ~~」
岩石巨獣の強力な一撃で、アサクとゴーストカードがぶっ飛ばされた。
魔獅子「マスター、申し訳ございません。もう…」
言い終わらないまま、魔獅子の変身が解けてしまい、地に転んで、傷だらけになっている。
アサク「倒せないなら策を変えよう。動けないようにして、先にコアを封印すれば、こいつも消えるだろ!」
フルフィ・ゴーストカード「どうやって??」
ゴーストカード「あっ! (フルフィをみる)光をください!」
フルフィ「! なるほど! その手があったか!!」
ゴーストカードが【光ノ槍】からの強い聖光を浴びて変身し、融合して【天斬のエクスカリバー】となった。【天斬のエクスカリバー】で岩石巨獣を射ぬいて壁に釘付けた。
魔獅子に乗ってコアのところに駆け付けて、【聖獄ノ籠】で封印すると、魔物が一斉に消えた。やっと一件落着と放心して、みんな力尽きで地に倒れた。
妖精王城に戻り、宝典を女王に渡すと、女王は妖精界の生き残った記録士を集めて、過去1500年分の歴史を再び宝典に書き込んだ。が、そこに一つ重大な矛盾を、女王は気づいて、すぐアサクたちを呼んだ。
ルナミア「この世のあらゆる命・物・出来事を記録している【真義宝典】は、間違いはないし、不足もあってはならない。だが……」
アサク「どうしましたか?」
ルナミア「……そなたに関する記述が、一切ないのだ。つまりはアサク、そなたがこの世に存在しないことになる!」
まるでこの言葉を合図のように一瞬周りの空間が歪みだして、それが消えた時には、人々の顔色が何やら違うように見えた。
サヤ「あなた誰ですか! 勝手に踏み入れるなど許されませんよ!」
サナ「侵入者がいます! はやく女王陛下をお守りください!」
ルナミア「この無礼者、わらわの寝室とわかっての所業か」
アサク(慌ててカーバンに)「俺のことわかる??」
カーバン「もちろん」
アサク「イリアは?」
イリア「大好きなお兄さんを忘れるわけありませんよ」
アサク(魔獅子・ゴーストカード・フルフィに)「あんたたちは??」
魔獅子「覚えてます」
ゴーストカード「覚えていますよ」
フルフィ「覚えてるぞ」
アサク「じゃあ、いったい何が……」
女王を守るべく妖精の禁衛軍が駆け付けて叫び出す。
妖精兵士「侵入者を捉えろ!」
カーバン(サナに向けて)「俺のことわかるかい?」
サナ「? カーバンさんでしょう? あなたとイリアちゃんがいてくれたおかげで、コアの魔物を退治できましたわ」
カーバン「どうなってる? そうじゃないんだ、こいつが俺の仲間のアサクだぞ??」
ゴーストカード「とりあえず逃げましょう、マスター」
奇妙な状況で仕方なくカーバンとイリアをその場に残して、魔獅子がアサク、ゴーストカードとフルフィを乗せて窓から寝室から逃げ出した。魔獅子の背に乗って逃亡するアサクは、複雑な気持ちで遠く眺める。
アサク「それじゃ俺は、誰だ?」
to be continued~
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座布団打ち直しとは 在 五十嵐幸子 Sachiko 撒醬 Facebook 的最佳貼文
日本景點介紹🚩no.17
日本のおすすめスポット💁🏻no.17
宮城縣大崎市「祥雲寺」
人生第一次體驗打坐😆‼️
而且我才發現,其實不是跪姿、也不是盤腿呢😳
日本正統坐姿是:盤腿坐,兩隻腳的腳根都要像瑜伽一樣放上大腿根部,再用膝蓋站起來一點點,屁股塞座墊‼️
其實光用一隻腳就好痛了😂
台灣的坐姿是什麼樣的呢~?🤔
不過很意外的,被師傅說姿勢很標準,都沒有被糾正呢😁✌🏻️
師傅還說他第一次遇到沒有被他糾正的人‼️
我原本還很期待他要像漫畫一樣用棍子打我呢😂笑
只要事先預約都能體驗打坐‼️
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宮城縣大崎市「祥雲寺」
人生で初めての座禅体験です😆‼️
しかもそれでやっと気づいたのは、姿勢は正座でもあぐらでもないということ!😳
日本の座り方はあぐらに見えるんですが、実は両足の踵を太ももの付け根ぐらいまで持ってきて、膝小僧でちょっと立ってお尻に座布団を置くという感じです‼️
これがなかなか難しくて痛い😂
台湾での座禅はどういう座り方なのでしょうか~?🤔
でも意外と和尚さんに褒められて、姿勢を直されませんでした😁✌🏻️
なんでも、今まで姿勢を直さなかったのは私たちが初めてなんだとか‼️
内心ちょっと漫画みたいに、棒でバシーン!と叩かれるのを期待していたのですが😂笑
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俺
(どれだ!!?!?! あれか!?
いやあれか!?!?!?
おあああああああああ!!!)
嫁「座ったら。
疲れてるでしょ」
俺(ひぇ…)
俺
「うん……あーつかれたなぁ。
ごはん今日なにかなー」
嫁
「あのね。
あなた。
ちょっとテレビつけないで」
俺
(「あのね」から入る
→ 真剣な話)
俺
(あなた呼び
→ やべー話をする時)
俺
(テレビ禁止
→ 大声を出したくない話)
ヒエッ
俺「ん……」
嫁
「別にね。
私怒ってるとかそういう
ことじゃないんだけどね」
俺「え……」
嫁「心当たりあるかなぁ?」
俺
(…どれだ…あれか?あれか?)
俺
(自白強要せこいぞ!!!)
汗ダラダラダラ
嫁
「あぁ、ごめん。
帰ってきたばっかりであついよね」
嫁「クーラーつけていいよ」
俺
(恐怖でリモコンとる手が
動かんのですが)
嫁「……でね、どうしよっか」
俺
(お前はなんの話をしてる
つもりなんだ。
俺はエスパーじゃねぇんだぞ)
俺「あぁ、あー…あのさ」
俺「なんの…」
嫁「わかってるでしょ(小声)」
あーもう読んでるだけで怖い
カマかけられてる可能性が
あるから何もいい出せないんだわな
これマジで生きた心地しない
俺
(いやーわかんねぇっす。
なにが地雷だった)
俺
(1この前の休みの日に誘わ
れたデートを断って友達(女)
と遊びにいった)
俺
(2独身時代からの大量の
成人本とビデオが見つかった)
俺
(3上司と同僚と一緒に
キャバいったのがバレた)
俺
(4同僚女とサシ飲みし
まくってるのがバレた)
俺
(5嫁が遊びにいってる日に
同僚女を自宅に勝手に呼んだ
のがバレた)
俺
(どれだ……選択を
まちがえるとまずいっ!!!)
ただのクズじゃん
可能性が高いのは
5だろうなーここはシラを
切って相手の出方を見るのが定石か
「おれにも付き合いがあるんだよ」
とか言ってみる
俺
「あーいや…ちょっとよく
わかんな…」
俺
「え?え?
な、な、なんか記念日とか
…俺忘れてたっけ? あっ」
俺「そっか」パン
(謎の手拍子)
俺
「そうや、プロポーズ記念日だ!?
ね?」
嫁「……へぇ。
そうでしたっけ」
俺「あ…」
俺
(ああああああああああああ
ああああああああああ)
俺
(今日はガチのマジでやばそう)
逆ギレしろよ
23はもう行かない
買わないで許される可能性高い
5は完全アウト
俺
(あーこれぜったい…これ
ぜったい女絡みのあれだわうん)
俺(15のどれかで確定だわ。
あ、
死んだっぽい)
俺
(土下座か?
1年ぶりくらいに土下座かな)
俺
(いやーでもまずいな。
これスマホとか見せろって
いわれるパターン)
嫁
「最近、おもしろい
スマホゲームやってる? なんかさ、
ずっと触ってるよね」
俺
(ああああああああああああ
あああああ)
俺
(気づいてり
ゅうううううううううう!!!!)
どれもヤバいが1と5だけは
絶対にヤバい
想像するだけで胃が痛くなる
のに読んでしまう
俺
(ってことはだ…)
俺
(1か45だわ。
これ)
俺(成人本とビデオは違うわ。
キャバも証拠は隠滅してるし、
上司同僚も既婚で誰かに
リークするわけないしないわ)
俺
(あ…終わった)
俺
(あっ……死んだっぽい)
俺
「いや…ただの付き合いっていうか、
えーっと…」
俺「友達、だよ?」
俺「ただのね。
ほんとにただの友達!」
俺
(1でありますように…1
ならまだセーフ……おねがい
いいいいい)
俺
(一か八か!! 聞くか!
聞いてみるか!!)
俺
「だって、亜美は俺にとって
まぁ…半分妹みたいな昔なじみだし」
俺
「それに…日曜先約してたの
あっちだから」
俺
「そんな疑われるような
いかがわしいことしてないし
…ちょっと昔話に花咲かせて
だべっただけ」
嫁
「はえ? 亜美ちゃん?
どうして亜美ちゃんでてくるの」
俺
(ああああああああああああ
あああああああああああ)
嫁「っていうか」
嫁
「日曜亜美ちゃんとデートしたんだ?
へぇ……へー」
嫁「そっか…」
俺
(んおおおおおおおおおお
おおおおおおお!!!!!
あああああああああああああああ)
俺
(墓穴ほったああああああ!!)
嫁
「そっかぁ……私たのしみに
してたのに亜美ちゃんね」
嫁
「じ
ゃあそのことはあとできくからさ
…あとがあれば」
俺「…」ブルブル
嫁「これ、なに?」
俺「これは……髪の毛…です」
嫁
「私、カラーいれてないの
わかるよね。
これ何色」
嫁「私こんな長くないよね」
俺「……」
嫁「掃除してたらね。
おちてた」
俺「……」ゴク
俺
(生存確率、1% ここで
回答を間違えれば市ぬ)
嫁「誰の?」
俺「……んー…」
嫁
「もしかしてさ。
お義母さん、
来たの?」
俺「え…」
嫁
「お義母さんがあそびにきて
くださったの? ねぇ?
そうなの?」
俺「ぉ……ぉ…う」
それは罠だ
俺「ちがいます…」
嫁「だよね。
もう聞いたもん」
俺
(っぶね!!
んな浅いトラップに
ひっかかるか!!)
嫁
「お義母さんだったら
よかったのにね」
俺「ぁ……」
嫁
「お義母さんだったら、
全然、よかったのにね…」
俺「ちょ…」
嫁「…っ、っ…う、う……」
救えねぇ…
浅ましいクズだが見てて
楽しい奴だ 見てる分には
俺
「ごめんね。
この前、同僚の女の人が、
ちょっと仕事のことで
聞きたいことあるって」
俺
「外で話してたんだけど、
あんまり長居できなくて」
俺
「ちかくだったから、つい
うちでくつろいでもらおうと、
呼んじゃった…ごめん」
俺
「ほんと、お茶して
かえっただけだから」
嫁
「じゃあなんで寝室の枕に
ついてたの…」
俺「……」
俺( )
これはアウト
クズ過ぎ
草
これは完全にアウトwwwww
土下座コースまたは慰謝料コース
嫁ちゃんかわいそ
呼んだだけじゃなくてしたのかよ
どうしようもないな
枕を座布団にしたんだろ
よくある事よ
俺「はい……んー…あー…」
俺
「ちょっと横に、横に
なりたいって、その疲れたから」
俺
「仮にもほら、休日にさ、
わざわざ仕事のことで」
俺
「そう、仕事のことで!!
時間つかって、
ほら。
あれじゃん」
俺
「がんばってる(?)
みたいな感じだったから、
眠くなったんだろうよ」
俺
「ちょっと目離したすきにね、
ベッドで横になってて…」
俺
「おいーかえれよーそこ
おるの嫁さんばれたら
やばいってーw みたいな事
いってたんだけど」
俺
「あー…ごめんな、俺掃除
すべきだったわ」
俺「ほんっっっとに反省してる!!」
綺麗な墓穴掘ってるな
見苦しい
糞ワロタ
これが夫婦喧嘩か…
酷い..!!
つらすぎ旦那
kzすぎ
墓穴掘り進めすぎ
嫁「そう……仕事で…」
俺「うん!!! ほんと仕事!!」
俺
「俺の班、ちょっと
スケジュール混んでて、
休みでも打ち合わせしなき
ゃいけなくて」
嫁「ふたりきりで」
俺
「ふ、ふたりきり…なんだけど、
その、たまたま他の奴は
ちょっと予定厳しくて」
嫁「仕事なのに?」
俺
「仕事なんだけどーーーー、
まぁそこまで
超優先ってほどでもないんだけど」
俺
「どうせお前あの日いなかっいし、
俺も時間もてあましてたから、
ちょっとじゃあ先に進めちゃ
おっかみたいな感じで」
俺「打ち合わせね。
したんですわ」
嫁「ベッドで」
俺
「いや、ベッドは違うって
いまいったじゃん!! 昼寝!」
嫁「……」
俺(あれ……)
ん?
全部バレてんぞ
普通に真っ黒なんだから
さっさと罰せられろ
嫁「数えてたんですよ…私…」
俺「へぇ!? はぁ? ふぅ!?」
嫁「はは…」
俺
(なんだこいつ…こわっ)
嫁
「減ってました。
1個減ってた、
ははっ」
俺「え……何」
oh...
嫁
「使ったでしょ。
ねぇ。
避妊具。
なんで?」
俺「……」
俺「……」
俺「……っ!」
俺
(オワタ。
後始末は完璧だったのに)
俺
(あ、やば。
俺死んだわ)
俺
(詰みです!!!)
俺
(なんでこいつ数えてんだよ
…やべーって)
俺
(やべぇって。
え…なんで)
俺
「誠に
もうしわけございませんでした!!」
嫁「へー、あたってた」
俺
「!!?!?!?!?!?!?!?」
何この嫁怖い
嫁
「なんか減ってるような気は
したけど」
嫁
「わからないよ?
数えてるわけないじゃん
……そんなの」
嫁「はぁ……」
嫁「信じたくないなぁ」
嫁「やだなぁ…ほんとやだな」
嫁「死にたいよ…」
俺「ごめん……」
俺
(俺も死にたい)
嫁ちゃん可哀想過ぎ痛々しい
嫁「どうしよっか」
俺「……謝罪するしかないです」
嫁
「でもそんなことされてもさ、
しちゃった過去は消えないよ」
俺「……ごめんなさい」
嫁「その人はどうしてるの」
俺「……」
嫁「そっか。
もう私のこといいんだ」
俺
「ちがう…その時はたまたま
魔が差して…」
嫁
「魔が差して家に呼んで、
魔が差してしちゃうんだ…」
嫁「おわりだね」
俺「嫌です…」
うわあ
トラップ好きだねお前の前妻
背筋が凍るようで涼しい
夏にピッタリのホラーだな
そのあと離婚して慰謝料
ふんだくられました 子供
いなくてよかったです
ほぼ実話なのでおもしろい
オチはないです
同僚女には彼氏がいるので
以降なにも関係はもってないです
女は怖いぞって話
おわり
えぇ…
自業自得や
女は怖いはともかく完全に
お前が悪いけどな
ただのクズがなにいってんだ
開き直るお前の神経が怖いわ
女は怖くない
こういう1みたいなバカが一番こわい
全く悪びれてないお前のほうが怖いわ
座布団打ち直しとは 在 まとめまとめの Youtube 的最讚貼文
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ちょっと冷静になれないので、
ここの方々の冷静なご意見を
伺えればと思います。
既婚の33歳女ですが、
主人の弟である、義弟の
家庭との付き合いについてです。
今週末、義弟のところの
子供のお宮参りがあり、
ぜひ来てくださいとの
お誘いを受けたので行ってきました。
誘いを受けたのは、私と母です。
母が招かれたのは、恐らく
出産祝いでそれなりの額を
包んだからで、
主人は仕事の都合があり元々
参加できないことが伝えて
ありました。
義弟の家の近所でお宮参りを
済ませた後、
義弟の自宅に移動して
食事会になりました。
参加者は義弟、そのお嫁さん
(と赤ちゃん)
義両親、
私、母です。
義弟の自宅に上がって判明
したのですが、
ダイニングテーブルには
椅子が四脚しかなく、
参加者は六名。
ソファでも移動して
椅子がわりにするのかと思ったら、
義弟が
「お二人は床でいいですか?」と。
いわく、母がラグのところで
座って赤ちゃんをあやしていたので、
そのままそこでお食事したら
いいんじゃないですか、
とのことでした。
結局、ダイニング
テーブルには義両親と義弟、
そのお嫁さん。
私と母は床。
一応、お嫁さんが小さな
テーブルは出してくれました。
冷たいフローリングに正座
して小さなテーブルで
仕出しのお弁当を食べて
いたら悲しくなってきました。
私は気にしすぎなのでしょうか。
母があまり気にしていない
様子だったのが唯一の救いです。
義弟に言うのも気が引けるし、
第一何と言っていいのかもわからず、
誰も何も気にしていないので、
私ひとりがおかしな
プライドのせいで気に
しすぎなのかも知れないと思い……。
長文申し訳ありませんでした。
ご意見いただけると嬉しいです。
ありえない
学生時代で一人暮らしの友人
宅へお邪魔して
とかでなければマジでありえない
ダイニングテーブル側は誰も
何も言わなかったの?
無神経すぎるね
というかわざわざ来て
くださったお母さんに失礼すぎる
義弟嫁だけならともかく
(それでも酷い話だけど)
義弟も義両親もそれだった
んなら全員の神経を疑うよ
ご主人にはその話したの?
ありえない
言語道断、その場で激怒して
母親連れて帰るレベル
後のことなんて知ったこっち
ゃないわ、
絶縁上等だよ
母親が気にしてない風だった
のは933の立場慮ったからでしょ
なんでそこで怒らないのよ?
ありえないでしょ?
遅くないから今からでも怒れ
そして今後のつきあいは
義実家まるごと絶っていいよ
話を聞いた赤の他人ですら
頭に血が上るわ
もし私が義弟嫁だったらさ、
当たり前に自分たちが床に座るよ、
当然でしょ
義理親だったら自分たちが
床に座るか、
全員床移動するか、でもって
後で息子しかり飛ばすわ
今のままだと今後も搾取
要因にされるよ?
お祝いの時だけ金よこせって
連絡くるんだろうね
あなたに子供産まれたら、
その子もきっと馬鹿にされるね
私が招待した側なら、
テーブルでゆっくりお食事
どうぞと促して、
夫と私が床で子守りしながら
食事するわ。
そもそも普段から
家族ぐるみの付き合いで
行き来している仲でも無い
限り義兄嫁の母
(つまり全くの他人)
は呼ばないな
レスありがとうございます。
ダイニングテーブル側は、
赤ちゃんの話で盛り上がっており、
特に席についての話は
出ませんでした。
たまに話を振ってくれたので、
会話から外されていた
わけではなかったと思います。
位置関係が、
ダイニングテーブル、
私と母の小さなちゃぶ台、
床置きのベビーベッド
と横に並んでいたので、
ダイニングテーブル組は
私たちの向こうの赤ちゃんを
常に見ている感じでした。
主人には話していません。
お祝いの席だったので、
親の世代はともかく、
赤ちゃんに悪いなと思って
しまって……。
あり得ない!常識疑う!
義弟一家と縁切っていい。
何なら義両親も縁切っていい。
お祝い持って来てくださった方だよ?
義家族だよ?二人だけ床に
座らせるなんてあり得ない!
私だったら椅子増やすか、
テーブルを壁に寄せて部屋の
真ん中に全員が同じ高さに
座って食べるようにする!
ご主人に話したほうがいいと思うよ。
連投すみません。
怒ってくださった方々、
ありがとうございます。
私がそこで怒るべきだった
んだとはっきりわかりました。
確かに、私の母は義弟からは
遠い存在なので、
普通招かれませんよね……。
出産時にお祝いを包んでいたり、
義母と母が電話で話した時に
都度都度、
妊娠中のお嫁さんの話や
赤ちゃんの話をしていたので、
呼んでいただけたのだと
思っています。
義弟が新居を構えるときに
家具を買ってあげたり、
色々と援助してあげていたのですが、
今後の付き合いを考えようと
思います。
主人は今日も仕事でまだ帰宅
しておりませんが、
そろそろ帰ってくる頃なので、
話してみようと思います。
百歩譲って貴方だけならまだしも
(それも貴方から
「私はここで」と申し入れが
無い限りありえないが)
貴方のお母様に対してそれはないわ。
義弟夫婦が気付かないなら義
両親が配慮すべきだよ。
常識がないか、ナチュラルに
見下されてると思う。
夫に今後密なお付き合いは
遠慮したいと話してみたらどうかな?
聞けば聞くほどないわ…
なぜ他人の話で私はここまで
腹立ってるのか、
わからんくらい腹立つ話しだわw
絶対旦那さんに話してね
義弟嫁も義弟も義理両親も
全員おかしいよ
次からどうしてもと誘われて
行ったら座布団5枚重ねた
上に座って上げ膳据え膳要求
するといいよw
人数分の椅子がないなら全員正座
もしくは店で個室を借りたり
してやるもんじゃないの?>お食事会
レスありがとうございます。
座布団5枚www
涙が引っ込みました。
お店で個室借りてやればいい、
本当ですね。
義弟のところはお嫁さんが
仕事を辞めてしまったこともあり、
結構苦しいらしく、自宅で
ちょっといいところの
仕出しのお弁当、
という風にしたみたいです。
事情を聞いていたので、
お祝いのベビー用品の
プレゼントとは別に諭吉一枚
包んで行ったのですが、
こんなことになる
んだったらなぁ……と
やるせない気持ちです。
そんな苦しい状況で援助して
くれたのなら
尚更義弟夫婦はさんとその
お母様を下にも置かぬ対応を
するべきだよ
義両親が義弟夫婦にそれ
以上の金銭的援助をしているとしても
義弟夫婦がちゃぶ台に回って
あなた達を接待すべきだし
そういえば結局旦那さんは
未だ帰ってきてないのかな?
義弟の嫁家族なんてほとんど
他人だと思ってたから逆に
びっくりしたわ
そもそもそこまでする必要
なかったんじゃないかな
あんまり親戚とか人付き合い
スキル高い家族じゃなさそうだし
悪意なくの不手際って事もあるよ
たびたびすいません。
主人が帰宅したので、
報告も兼ねてここに
書き込んだ内容を話してきました。
「ちょっと気がきかないだけで、
見下してなんかないと思うよ^^
赤ちゃんに一番近い特等席を
用意してくれたんじゃないかな?」
と言われました。
ごめんね。
旦那さんお花畑かな?
もうここを直接そのボケ
旦那に見せたら?
えっ……
ご主人の頭の中では、
気にしすぎかもしれないけど、
念のため義弟夫婦には
ご主人の口から注意して
もらったほうが良いんじゃないかな
せめて、座布団出すか
ソファに座らせるべき
じゃあ今度、義母達を床で
食べさせていいんだね?
特等席だもんね!
って言ってやりたい。
旦那も頭おかしい。
自分の嫁がそんな扱いされて
てその態度か
旦那も敵じゃん
さっきの読んだ限りだと
そうは感じないし
例えそうだとしてもまず
テーブル席に案内すべき
今日は旦那に床で食事してもらおうか
>赤ちゃんに一番近い特等席を用意
えー、ないない
自分の親族を悪く
言いたくないだけなのかも
しれないけど
どうみても格下扱いされ
てるでしょうし
義弟夫婦がやったのは、
今後のおつきあいも考える
ような対応だよ
子供がいないなら離婚を考えるべき
見下されてるんだよ?
赤ちゃんに近い特等席?、
赤ちゃんの親が赤ちゃんを
抱っこ・報告者母・報告者
の順番でソファに座って
いるなら分かるけど、
床に座らせるのはどうよ……
カーペットの上に
赤ちゃん用の玩具があって
(赤ちゃんの遊び場という感じ)
そこに座っていたという話なら、
まだいいけど……
旦那に同じことやり返したら
いいんじゃない?
ペットのお祝いとか新しく
家具買ったからとかなんでも
口実つけて
あなたの実家に旦那呼んでさ、
みんな椅子に座って旦那だけ
床に座らせてご飯食べさせよう
まあ十中八九、旦那は
怒るだろうけどw
同じレベルに
落ちたくないって思うかも
しれないけど、
ここで引いたらだめだと思う
離婚するつもりならいいけど、
今後も夫婦として生きて
いくならここで引かずにすり
あわせしなきゃ
鉄は早い内に打たなきゃね
お母様は義弟の親でもなんでもないよ
お祝いに来てくださった兄の
お嫁さんのお母さんだよ
床に座らせて平気なんて
本当に神経疑う
何なら自分の親より優先さ
せて然るべきなのに、
旦那さんの家系はそれが
常識じゃないんだね
レスありがとうございます。
確かに赤ちゃんはかわいいですけど、
別に特等席ではないですよね……
主人が何を言っているのかわからず、
ものすごい低い声で
「あぁん?」と聞き返してしまい、
主人は早々に浴室に行って
しまいました。
965さんがおっしゃる、
赤ちゃんの遊び場的な
かわいいマットは置いてありました。
高さのないベビーベッドの
ような感じで……。
それと、ダイニング
テーブルに挟まれて、
私と母がいた感じです。
旦那の晩御飯は今から?
だったら、床で食べさせてよ。
あなた方と同じ様に。
旦那ダメだ
話を聞いた旦那さんが
「うちの弟と親が大変な
失礼をしました」
と
お母さんにお詫びしない
ようだったら旦那も残念な
人ということに
旦那さま、それはありえません。
「ちょっと気が利いてない」時点で、
「特等席を用意した」という
解釈はダブスタです。
まあ、義弟&義弟嫁、義
両親がマナーがなく、
且つ恩義を感じない
人なのねとわかって
良かったじゃないですか。
今後の援助なしで!
やりたいなら旦那さまの
お小遣いからね
「あぁん?」ワロタ
その旦那あなたが言った
ことをそのままハトぽっぽ
しそうでヤバいよ。
できればそれで床に座った
旦那の側に旦那の趣味の
道具とか置いておいて欲しい
それで満足できるんだったら
旦那は真性のアホだけど
それで旦那が切れる
ようだったらあなたは言い返していい
兄嫁のお母さまって客人だと
思うのだけど
ほかの人はテーブルについてるのに
客人は床に直に座らせてって
こう言っちゃ言葉は悪いけど、
昔の使用人みたいな扱いだよね
「わが子の面倒見ていただき
ありがとうございます。
自分が見てますので
あちらにお座りください」
的な対応を取るのが普通。
客に対して失礼。
旦那側に見下されてる感じが
イライ