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英語で「頑張ります」を「I'll do my best」と表現するのはオススメしません・・・
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日本の多くの辞書やサイトでは、「頑張ります」の英語を「I'll do my best」もしくは「I'll try my best」と紹介しており、実際、そのように認識している日本人が大半ではないでしょうか。直訳するのであれば決して間違いではありませが、日本人の言う「頑張ります!」と英語の「I'll do/try my best」との間には、ニュアンスに大きなギャップがあるので、今日はそれについて触れてみようと思います。
~「I'll do my best」は自信のなさを象徴している?~
日本語で「頑張ります」と言えば、何があっても諦めず、全力を尽くして最後までやり抜くといった強い意思を示しており、相手に安心感をもたらす表現だと私は解釈しています。しかしアメリカでは、頼まれたことや期待されていることに対して「I'll do my best.」と言うと、「I'll do my best but I can't promise anything.(頑張りますが、結果を出せるかは約束できません)」のように、結果を必ずしも保証できないといった自信のなさを暗示をしているように解釈されてしまいがちです。例えば、仕事で大切な取引を上司から頼まれ、その際に「I'll do my best」と返答すると、「Your best is not enough. Close the deal!(ベストでは不十分だ!取引を成立してこい!)」のように、上司を怒らせてしまう場合もあるでしょう。
では、どんな状況で「I'll do/try my best」を使うのかというと、マラソン大会に初出場するときや、ダンスやピアノの発表会などでパフォーマンスするときなど、絶対的な結果を(特に第三者から)必ずしも求められない日常的なシーンになります。もし、日本語の「頑張ります!」と同様、確信度の高い表現をしたいのであれば、下記のように表現するといいでしょう。
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1) I'll get it done
→「終わらせます/成立させます」
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与えられた仕事を終わらせたり、大切な契約を成立させたりするなど、「絶対に成功させる」といった強い意思を示す場合に用いられ、高い確信度が相手に伝わる表現になります。
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2) You can count on me
→「任せてください」
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日本語の「(私に)任せて!」と同じ意味合いとして使うことができ、仕事や責任などを自分に委ねてもらっても何も心配ないといった強気な意思を示したい場合にピッタリの表現です。
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3) I won't let you down
→「期待を裏切りません」
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自分に期待をしてくれている相手をがっかりさせないよう、「その期待に必ず応えてみせます!」といった意思を示す際によく使われる定番フレーズです。
✔「I'll try my best」は「I'll do my best」よりも自信がない印象がより強い。
<例文>
~会話例1~
A: No matter what, I need this project done by next Friday!
(何があろうとも、このプロジェクトを来週の金曜日までに終わらせるように!)
B: You got it, boss. I'll get it done.
(了解です。絶対に終わらせます!)
~会話例2~
A: Brian, I'm really counting on you to give a strong presentation tonight.
(ブライアンさん、今夜は素晴らしいプレゼンを期待しているよ。)
B: I won't let you down, Matt.
(マットさん、任せてください!)
~会話例3~
A: Good luck with your marathon tomorrow. I'll be at the finish line cheering you on!
(明日のマラソン頑張ってね。ゴールラインで応援しているよ。)
B: I'll do my best. I don't care about my time. I just want to finish it!
(頑張ります!時間はどうでもいいので、とにかく完走したいです。)
誰かに「頑張れ!」と声をかける場合も、上記で述べた理由からして、「Do your best」や「Try your best」と表現するのは、あまり好ましくない状況が多いでしょう。詳しくは、『英語で「頑張ってね!」を「Do your best」と言っていませんか? (https://hapaeikaiwa.com/?p=4419)』をご覧ください。
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同時也有1部Youtube影片,追蹤數超過47萬的網紅Hapa 英会話,也在其Youtube影片中提到,ちょっとした違いなんですが、会話における「want to」の捉え方が、どうも日本人とネイティブとの間でギャップがあるようです。「Want to」=「〜したい」という固定概念を持ってしまうと、ネイティブとの日常会話で「あれ?」と腑に落ちないシチュエーションを多々経験することになるでしょう。今回は日本の...
ギャップがある 英語 在 Hapa Eikaiwa Facebook 的最佳貼文
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「Want to」を「〜したい」と覚えてしまうと・・・
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ちょっとした違いなんですが、会話における「want to」の捉え方が、どうも日本人とネイティブとの間でギャップがあるようです。「Want to」=「〜したい」という固定概念を持ってしまうと、ネイティブとの日常会話で「あれ?」と腑に落ちないシチュエーションを多々経験することになるでしょう。今回は日本の方にあまり馴染みがないと思われる「want to」の使い方を紹介します。
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1) Do you want to _____?
→「〜してくれない?」
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多くのアメリカ人は、人に何か頼み事や依頼をする時に「Can you _____?」と同じニュアンスで「Do you want to _____?」と表現します。例えば、友達に「ピザを注文してくれない」とお願いをする際、「Do you want to order the pizza?」と言い、ここでは「ピザを注文したいですか?」と尋ねているわけではなく、ピザを注文をするようにお願いすることを意味します。
✔基本的に友達同士で使われるカジュアルで砕けた質問の仕方です。
<例文>
Do you want to order the beers while I find us a table?
(私が空いている席を探している間に、ビールを注文してくれない?)
Do you want to pick up John? I'll get Peter.
(私はピーターを迎えに行くので、君はジョンさんを迎えに行ってくれる?)
Do you just want to meet tomorrow? It's already getting late.
(もう遅なったし、会うのは明日にせーへん?)
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2) Do you want me to _____?
→「〜しましょうか?」
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このフレーズは、自分から相手に「私が〜しましょうか?」と提案や申し出をするときに使われます。「Would you like me to」や「Should I / Shall I」よりカジュアルな響きがあります。例えば、友達に「(私が)ピザを注文しようか?」と尋ねる場合、「Do you want me to order the pizza?」になります。
✔多くのネイティブは「Do」の部分を省いて「You want me to_____?」と質問する。
<例文>
Do you want me to make reservations?
(予約を入れようか?)
Do you want me to help you?
(手伝おうか?)
You want me to drop you off at the station?
(駅まで送ろか?)
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ギャップがある 英語 在 Hapa Eikaiwa Facebook 的精選貼文
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英語で「頑張ります」を「I'll do my best」と表現するのはオススメしません・・・
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日本の多くの辞書やサイトでは、「頑張ります」の英語を「I'll do my best」もしくは「I'll try my best」と紹介しており、実際、そのように認識している日本人が大半ではないでしょうか。直訳するのであれば決して間違いではありませが、日本人の言う「頑張ります!」と英語の「I'll do/try my best」との間には、ニュアンスに大きなギャップがあるので、今日はそれについて触れてみようと思います。
~「I'll do my best」は自信のなさを象徴している?~
日本語で「頑張ります」と言えば、何があっても諦めず、全力を尽くして最後までやり抜くといった強い意思を示しており、相手に安心感をもたらす表現だと私は解釈しています。しかしアメリカでは、頼まれたことや期待されていることに対して「I'll do my best.」と言うと、「I'll do my best but I can't promise anything.(頑張りますが、結果を出せるかは約束できません)」のように、結果を必ずしも保証できないといった自信のなさを暗示をしているように解釈されてしまいがちです。例えば、仕事で大切な取引を上司から頼まれ、その際に「I'll do my best」と返答すると、「Your best is not enough. Close the deal!(ベストでは不十分だ!取引を成立してこい!)」のように、上司を怒らせてしまう場合もあるでしょう。
では、どんな状況で「I'll do/try my best」を使うのかというと、マラソン大会に初出場するときや、ダンスやピアノの発表会などでパフォーマンスするときなど、絶対的な結果を(特に第三者から)必ずしも求められない日常的なシーンになります。もし、日本語の「頑張ります!」と同様、確信度の高い表現をしたいのであれば、下記のように表現するといいでしょう。
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1) I'll get it done
→「終わらせます/成立させます」
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与えられた仕事を終わらせたり、大切な契約を成立させたりするなど、「絶対に成功させる」といった強い意思を示す場合に用いられ、高い確信度が相手に伝わる表現になります。
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2) You can count on me
→「任せてください」
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日本語の「(私に)任せて!」と同じ意味合いとして使うことができ、仕事や責任などを自分に委ねてもらっても何も心配ないといった強気な意思を示したい場合にピッタリの表現です。
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3) I won't let you down
→「期待を裏切りません」
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自分に期待をしてくれている相手をがっかりさせないよう、「その期待に必ず応えてみせます!」といった意思を示す際によく使われる定番フレーズです。
✔「I'll try my best」は「I'll do my best」よりも自信がない印象がより強い。
<例文>
~会話例1~
A: No matter what, I need this project done by next Friday!
(何があろうとも、このプロジェクトを来週の金曜日までに終わらせるように!)
B: You got it, boss. I'll get it done.
(了解です。絶対に終わらせます!)
~会話例2~
A: Brian, I'm really counting on you to give a strong presentation tonight.
(ブライアンさん、今夜は素晴らしいプレゼンを期待しているよ。)
B: I won't let you down, Matt.
(マットさん、任せてください!)
~会話例3~
A: Good luck with your marathon tomorrow. I'll be at the finish line cheering you on!
(明日のマラソン頑張ってね。ゴールラインで応援しているよ。)
B: I'll do my best. I don't care about my time. I just want to finish it!
(頑張ります!時間はどうでもいいので、とにかく完走したいです。)
誰かに「頑張れ!」と声をかける場合も、上記で述べた理由からして、「Do your best」や「Try your best」と表現するのは、あまり好ましくない状況が多いでしょう。詳しくは、『英語で「頑張ってね!」を「Do your best」と言っていませんか? (https://hapaeikaiwa.com/?p=4419)』をご覧ください。
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動画で紹介されたスクリプトと解説はブログに掲載しています
→ https://hapaeikaiwa.com/?p=9854
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