2018年8月、とあるイギリス人女性が、アドリア海でクルージングをしていました。
旅は穏やかそのもので、女性は海の上のサマーバケーションを楽しんでいたのです。
ノルウェージャンスターの運航する客船は、クロアチアのヴァルガロラを出発し、イタリアのヴェネチアへ向かっているところでした。そして7番デッキにいたその女性は、真夜中になろうかという頃に、船の後部から転落してしまったのです。
この事件が起こったのは、プーラという町から60マイルほど離れた場所。
助けを呼ぶには、あまりにも遠すぎました。
船のクルーは、事故を知るやいなや、大掛かりな捜索・救出活動を開始し、船内の監視カメラをすべてチェック。落下事故の正確な時刻を特定しようとしました。
時刻がわかれば、その時の船の位置がわかります。
そして客船は、各政府へ要請を出し、哨戒船や哨戒機、そして2隻のレスキューボートが派遣されることとなりました。
タイムスタンプ:
海の上で10時間 0:33
どうして女性は助かったのか 2:44
このような事件の起こる確率 3:37
実際の対応はどうなるか 4:17
救助される確率は 5:47
サバイバルのポイント 8:57
概要:
-捜索は夜通し行われ、午前9:30ごろ、海に浮かぶ人影が発見されました
-ボートが到着した頃には、女性は疲労し、体温を失っており、軽いショック状態にありました
-彼女は落下地点から1マイル離れた場所で発見されていました。女性はすぐに病院に搬送されました
-インタビューで女性は、落ち着き、体温を維持するために歌を歌い続けたと話しました。恰幅の良かった女性は、水に浮きやすかったことも幸いでした
-このような事故が起こる確率は130万人に1人といわれています
-緊急対応のクルーは乗客が落ちた場所を特定し、救命具を確保します
-後になって事故が発覚した場合、船が遠くまで離れていない場合は救命ボートでの救助が行われます
-落下したことが誰にも知られていなかった場合、救助される確率は10〜15%へと落ち込みます
-それなりの高さから水に落ちた場合、骨折の恐れもあるでしょう
-水温も命に関わります。人は冷たい水に落ちると、低温ショックに陥ります
-水温が5℃程度の場合、体が冷え切るまでに60分しかありません。10℃の場合、その時間は倍になります
-現代の客船はこれまでにないほど安全なため、そのような事故は基本的には起こりません
-肺を空気で満たし、両手両足を広げて背泳ぎの体制になります。ゆっくり動かして浮力を確保しましょう。レスキュー隊に発見されやすい姿勢でもあります
-海の上では日焼けや熱中症のリスクがあるため、衣服は脱いではいけません
-喉が渇いても、海水は絶対に飲まないように
-レスキュー隊は落下点を基準に捜索を開始します。いる場所はできるだけ離れてはいけません
-体力は温存するように。パニックに陥るとあっというまにエネルギーを消耗してしまいます
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声の出演:宮司道章造 (Studio Kiwi)
