こんばんは、バランです。今回はかごめかごめをジャスティン・ビーバーっぽくするということでしたね。
なんですかそれ。そろそろ誰かに怒られそうです。これからもどんどんやってほしいですね。はい。
今回は久しぶりに、モノマネならぬ『曲マネ』ということで、聞いているとジャスティン・ビーバーさんのPVが自然と浮かんできます。
僕そんなにジャスティン・ビーバーに詳しいわけではないんですけど、それでもなんとなく浮かんでくるのは本当に不思議な現象ですね。同じような感覚を覚えた方も多いのではないでしょうか。不思議です。ええ。
ずま君曰く『英語の歌詞を入れるとそれだけで洋楽っぽさは出せるけど、そこはあえて日本語にこだわって発音を分解し、英語特有のものにした』とのことで
これ僕も最初に歌詞を貰った時に思ったんです。ジャスティンビーバーっぽくするなら英語入れれば良いのにって。うかつでしたね。一歩先を行かれました。うん。
『夜明けの晩に』とか完全に『yo,I can't no body』って聞こえるのすごい。うん。
他にも、『歌うリズムもジャスティン・ビーバーが良く使うリズムを研究して随所にちりばめた』ということで、緻密な研究が一つの作品として華開いているんですね。
PVの情景が自然と浮かんでくるのは、こういった工夫が要因だったのでしょうか。
トラックについても、電子音やアコースティック以外にも、弦楽器を加工した音を混ぜたそうです。
それから、イヤホンで聴くと楽しめるような工夫も織り交ぜているそうで、是非もう一度イヤホンを付けて聴いてみてください。おすすめですよ。はい。
今回のモットーとしては『首を固定したまま肩を左右に揺らす外国人特有の動きが似合う曲』ということだそうで
ビジョンが妙に具体的で草でした。しかもなんとなくそれが伝わってしまうというのがすごいところです。褒めすぎでしょうか。いいんだよ凄いものはすごいと言って。
だってもう、かごめかごめのホラーのイメージとか完全に消えてますもん。かごめかごめ史上でも有数のイメージの転換点ではないでしょうか。流石に言い過ぎかな。そうか。
それにしても、『かごめかごめ』ってホラーなお話にもよく使われていますけど、結局のところ歌詞の意味がよく分かりませんよね。僕もよく分かりません。
というか、かごめかごめについてコメントして良いなら、原典に対していろいろ言いたいことはあります。
まず『かごめ』って。本編では六芒星のことって解説されてましたけど、普通に聴いたら僕はマヨネーズしか思い浮かばないです。
いやまあ、さすがにマヨネーズの話をタイトルにはしないと思うんです。二回も繰り返してるし。ひらがなだし。でも謎すぎませんか『かごめ』。
あ、かごめは『籠目』から来ていて、その目が六芒星に見えるってことなんですって。網だったら網目みたいな。縫物だったら縫い目、みたいな感じで籠の縫い目で籠目ってことです。へえ。
いや、着眼点がめっちゃコアすぎるだろ。籠の話だったんだこれ。
だって現代風に言ったら、『玉止め』とか『祭り縫い』みたいなことですよね。タイトルが籠の縫い目って。ユーモラスすぎか。モチーフが家庭科的すぎる。
まあ、そのあとに『籠の中の鳥』って出てくるんで、恐らくマジで籠の縫い目のことなんでしょう。ええ。
あ、それから、『籠目』と『囲め』でダジャレ的に掛けているという説もあるそうです。
だから中心の人を囲むんですね。なるほど、これは中々のセンスあります。
『籠の中の鳥』って出てくるってことは、鳥を囲め囲めってことですかね。ふーん。まあそれはいいでしょう。
それから、『かごめ』と『かもめ』でも掛けているそうです。へえ。
まあこれに関してはそんなにうまいとは思わないですけど、確かカモメの由来がそもそも
『幼いときの斑点の模様が籠の目っぽいからカモメ』みたいな話があったと思うので、まあよしとします。ふむ。
あ、ひょっとして『鳥囲まれる』で、『取り囲まれる』ってことですか?いやそれは普通に怖いわ。どういうブラックジョークだよ。
そして次です。『いついつ出やる』。うん。『いつ出るのだろうか?』ってことだそうです。え?めちゃくちゃ投げやりじゃん。
閉じ込めたのあなた方ですよね?なんか急に近所の人みたいな距離感で『いつ出るの?』じゃないですよ。犯人と傍観者が同居してる。
自分たちでカモメを籠に囲んでるのに、その言い方は流石にカモメが可哀相です。
ちなみに、『いついつ"出会う"』とも掛かっているのだそうで
『いつこのカモメは他のカモメと出会えるのだろうか』みたいな意味でもあるんですって。
いやだからね?四方を籠で囲まれたこの状況で、他の鳥との出会いを嘱望されてもって感じですよね。状況と要求がミスマッチすぎる。
なんですかこの、娘に結婚してほしいとか言いながら、門限が午後6時みたいなやつ。
誰か偉い人がこの状態を是正勧告してあげればいいんじゃないですか?
それこそ『鶴の一声』ってやつですよね。カモメだけどさ。うん。次。
『夜明けの晩に』。どっちだよ!夜が明けた晩って。表の裏みたいな。しかも急に時間描写出てくるし。
カモメの恋路の話じゃなかったんですかこれ。あ、日食?夜明けに晩になるってことは日食なんでしょうか。
太陽と月が一直線上に重なって、外側に太陽がリング状に見えるんですよね。金環日食っていうんでしたっけ。
これは確かにロマンチックです。もしこの歌がカモメの婚活状況を報告する歌で、日食をうまく使ってプロポーズしましょう的な歌だとしたら
この時間描写はわりとナイスな隠喩ですよね。気づけカモメ。次。
『鶴と亀が滑った』。ん!?急に?お前どこから出てきた亀。しかも、滑っているという唐突な状況報告。C.S.R値が0.4くらいなんでしょうか。
C.S.R値っていうのは道路のすべりやすさを示す数値です。どうでもいいですね。
あ、鶴が金環日食にプロポーズした相手が亀だったんでしょうか。多様性のこの時代、異種結婚も全然ありそうですもんね。でも滑ったんかい。次。
『後ろの正面だあれ』。はい出ました。どっちだよシリーズ。『夜明けの晩』に続いて、考えれば考えるだけループにはまるやつです。
後ろの、正面。正面の後ろが後ろであり、後ろの正面は正面ってことは、常に回転し続けるってことですか?バター猫のパラドックスと同じですね。伝わるのかなコレ。
バターを背中に背負った猫は無限にくるくる回り続けるっていう逸話です。世界にはそういう良くわからない話があるんですって。へえ。
ちなみに『後ろの正面』は『後ろの少年』である説もあるそうです。出た新しい登場人物。亀に続きまさかの人間の登場。誰ですか本当に。
ひょっとしてこの少年が、プロポーズが滑ってしまった原因だったりするんですかね。そんなことあります?プロポーズの敗因が少年って。あ、子持ち?そういうことですか?
金環日食でロマンチックにプロポーズしたものの、実は今まで行ってなかったけど、前の家族との子供がいるのっていうやつですか。
確かにそれは二つ返事でハイとはいえないですよね。なんだこの複雑な人間関係もとい動物関係。
歌詞の一番最後にひょっこりでてきた少年の圧倒的な存在感。地味ですけどキーマンですね。
あ、ちなみに、カモメ蔓(つる)っていう植物があるんですけど、花言葉が『地味だが存在感がある』でした。少年のことをいってるのかな。はい。
(バランより。)
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